Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

SIGMAさんから卒業の日

By
All Photo by inos

diary4523

新宿駅東口近くのラッキーカメラ。とても小さな(失礼)カメラ屋さんながら、私的には指折りに好きな中古屋さん。有名ショップではお目にかかれないような掘り出し物が店内のショーケースに雑多に置かれていたりしてワクワク感極まりないです。特に外付けファインダーやレンズフードに困ったら真っ先に足を運びます。

今日はたまたま目の前を通りかかったのですが、寄らずに通り過ぎるのも勿体無いと思って挨拶がてら覗いてみました。店先のディスプレイにピカピカのM3が何台も並んでいて心奪われました。しかしライカも安くなりましたね。昔はライカ1台家1軒と言われたというのに。

ちなみに今日新宿まで足を伸ばしたのは他でも無く、私の持っているカメラ在庫(と言ってもそんなに持ってない)を整理するため。遂にSIGMA DP2Xを手放す事にしました。予想はしていましたがSONY RX1がそのほとんどを賄える事が分かったため。(ラッキーカメラさんに売りに出したわけではありません)

ただ、DP2XのコンパクトさはRX1に置き換える事は出来ず手放してしまうと困る時があることは分かっているのですが、最近では出番がめっきり減っているため、早めの決断が次への第一歩?と考えました。

初代DP1の発売日は忘れもしない2008年3月3日。発売前日にヨドバシカメラに無理を言って入手したのを覚えています。当時はコンパクトカメラに1/1.8より大きなセンサーを積んだモデルは他に無く、SIGMAはCanonやNikonも成し得なかった夢のカメラを形にしました。そして見かけオモチャのようなDP1が叩き出す画は驚異的なクオリティでした。約5年が過ぎた今でも通用する素晴らしいものだと思っています。やがて何度かのモデルチェンジを経てサッポロポテトと称されるレンズフレアも出なくなったDP2Xへと進化して、結果的に私はDP1とDP2Xの2台のお世話になりました。

でもNikon FM2やMinolta CLE時代にISO3200のT-MAXを常用フィルムとして使っていた私からすると、どんなに暗いシーンでもストロボと三脚を使わずに撮影したいという願いはどうしてもDPでは敵いませんでした。それはMerillになった今も同じです。画質は間違いなくフルサイズセンサーに匹敵するモンスターですが少しだけ窮屈だった撮影スタイル。

思い切って次の新時代へ。 (何か意味深な感じがする...?)

コメントを残す

*
*
* (公開されません)