Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

写真あれこれ

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All Photo by inos

RICOHの写真展 ”SNAPS” を見に行ってきました。この写真展は銀座のRICOHギャラリーで1/6から開かれているもので、森山大道さんのような大物カメラマンの方や、ミュージシャンや芸能人など120人のアーティストによる作品で構成され、デジタルカメラで撮影したものを一人一点ずつ展示しています。

私の好きな内田ユキオさんの作品も勿論展示されていて、テクニックを駆使した作品が多かった中に、”写真ではなくそこに写っている空間を感じて欲しい” と訴えているような素朴な1カットで、「ああこれ内田さんのだろうなぁ」 と分かるくらい特徴が出ていたように思いました。

今回の展示では作者の名前と本人を写した写真をマットの一部に取り入れているため、どのフレームも頭でっかちなレイアウトになっていて、特に縦アングルの作品は上下の空白がぎりぎりになってしまっているのが少し残念でした。そんな中で、JUJUさん(たぶん歌手の)作品は、猫を撮った4枚の組写真で横アングルのものを縦一列にレイアウトしていたため、幅広の額装のセンターに細長く配置された印象が、その作品の内容と上手くマッチして好感が持てました。

一人の写真家に特化しない今回のような展示は、アーティストの色が思わぬベクトルで表れていて面白いですね。

帰りの電車の中、私と向かい合わせに座った3人の女性。親子かな?と思いましたが顔や体系がぜんぜん違いますし、友達かな?とも思いましたがそれにしては年齢が離れすぎている...。私の中では3姉妹だった事にしています。よく見ると色違いでおそろいのブーツを履き、3人とも ”小田原 鈴廣” の紙袋を足元に置き、同じようにポケットアルバムを手に終始うれしそうに笑っておりました。手にしたデジタルカメラも同じ機種でした...。

きっと箱根温泉旅行にでも行った帰りだったのでしょう。少し嬉しかったのはそこで見ていたのが携帯電話の画像ではなくプリントした写真だった事。こんな時代ですからフィルムと違い、撮ったその場でプリント依頼すれば1時間も掛からずに人数分の焼き増しが出来る。これって少しあっけない気はしますが、デジタルが普及した事で今までカメラを持ち歩かなかった人が気軽に写真を撮るようになった...。先の写真展に出展しているアーティストの方々と共通するポイントだと感じました。

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