Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ムービーを意識する

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All Photo by inos

11日から開催されている ”CP+” 。昨年までは ”PIE” という呼び方で東京ビッグサイトで行われていましたが、今年からはパシフィコ横浜です。

写真関連の展示会ですから各社の最新カメラやコンセプトモデルが並びますが、私の目的は勿論SIGMAの新機種。と、言いつつも、今時は展示会に行くまでも無くネットで情報収集できますから実機に触れるのは店頭に並んでからでも遅くはないのですが、せっかくメーカーの開発者の方とお話できるのなら楽しい一日です。

SIGMA DP1X、DP2S、SD15は今回の新製品で、それぞれが正統進化を遂げています。ただ、DP1シリーズは今までと同様に開放絞り付近はシャッター速度の制限を受けます。どうやらこれはシャッターユニットを変更しない限り解決できないようで、絞り値全域で1/2000秒を実現しているDP2のものを流用すればよい...という簡単な事ではないようです。オートブラケティングでHDRを検討する上では重要な要素だったりしますがこれは撮影者自身が気をつければ解決できるので良しとしましょう。

DPシリーズの進化はAFの早さとバッテリー消費の改善だそうですが、今回はそれにプラスして専用現像ソフトSIGMA Photo Proが4.0へとバージョンアップしました。ノイズリダクションも搭載されISO400以上で撮影したX3Fファイルに対し色ノイズと輝度ノイズの二つをパラメーター調整できます。そしていよいよマルチプロセッサへの対応。私のMAC Book Proでも2倍近い処理速度が期待できるようです。今月中にはダウンロード出来る予定らしいですから楽しみです。

さて、今日はこの展示会に午前中のみ参加、午後は別会場で同時開催となった Canon EOS 5D/7D によるムービー制作のセミナーに参加しておりました。

昨年あたりから大注目となったEOSムービーですから私も色々な所で目にする機会が増えましたが、今回のセミナーはシアター上映を交えてのワークフロー説明とあって、70席という ”限定シート” を狙い我こそは!と長蛇の列が出来ました。30分前に配られる整理券を更にその20分前から並びましたが、残念ながら私は ”空席待ち券” しかGET出来ず、セミナー開始直前までキャンセル待ちとなりました。そして全4公演のうち参加したかった2公演には見事入れてもらえました。さすがにこのセミナーには映像業界人ばかりが参加していました。会場で私を見つけるなり声を掛けていただき有難うございました。

EOS 5Dの新しいファームウェアの内容や、リリース前ではありますがFinal Cut Pro用プラグインによるワークフローの効率アップ、撮影時におけるDSLR特有の注意点など勉強になりました。ただ、EOSムービーの画質はなかなか素晴らしいものがありますが、日本は何事も話題性が先行する傾向が強いですから、”被写界深度” ばかりが注目され、ボカシを生かした深度の浅い画が ”良い画” という印象が一人歩きしてしまいそうで少々心配です。EOSムービーはそういった表面的な特徴だけではない点もぜひ注意して見て欲しいです。私の主観ではEOSの画はハイライトに弱い印象が強いです。トーンカーブのハイライト部分が少し寝ているのかもしれませんね。

そんなこんなで一日中カメラ関連の展示や説明会に参加していたため横浜らしい画が撮れていない事に気付き、急遽昼休みの15分程を利用してランドマークタワーに上ってきました。入場料1,000円も払ったのに15分は勿体無かったですが、数枚の写真が撮れたのでそれで良しです。

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