2日連続でAdobeさんネタですが、どうやらiOS版のLightroomを準備中のようですね。その噂が本当ならこれまで私が待ち望んでいたiPadによるRAW現像が実現する日が近いようです。

実はこれまでもiPadで動作するRAW現像ソフトはいくつかあったのですが、どれもピンとくるものではありませんでした。そもそもiPadでRAW現像をしなければならない状況を考えると、MacやWindowsパソコンを持ち出せないような旅先においてブログの更新や資料画像として記録を残すようなシーンが想定され、だとすればその場での現像はあくまでラフ現像なわけでして、帰宅後に再調整するようなフローまでを考えなければいけません。これまでiOS上で動作するRAW現像ソフトはこの点が考慮されておらず、あくまでアプリ内で完結する前提でつくられていました。現像の続きをMacやWindowsで引き継ぐような使い方が出来なかったのです。

その点、どうやら開発中と噂されるiOS版Lightroomではそこに上手い仕組みを投入しているようで、iOSで現像した続きをMac OS版Lightroomで展開出来そうなのです。しかもベータ版であるLightroom 5で採用されたSmart Preview機能が採用されるようですから、オリジナルのRAWファイルがiPadに無い状態で編集が出来、次回接続時にRAWファイルに適用されるという次世代ワークフローを取り入れてきています。

近頃Adobeさん随分アクティブですね。このiOS版Lightroomが本当にリリースされて私の使い方にマッチするものであるなら、いよいよiPad購入しても良いかも．．．なんて事を出張先の福島で考えていました。