Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

いろんな人の気持ちが詰まった車

By
All Photo by inos

diary4754

愛車MINIがいよいよ完成して戻ってきました。もともとは両サイドドア下の錆を直す目的で、板金によって新しいドアアウターパネルに交換したのですが、MINIという車の特性上、1台1台の個体差からなる隙間が出来たりして高圧洗車機で洗車をしたら助手席が水浸し(ちょっとオーバー)。そこでiR MAKERSさんに調整をしてもらっていたのでした。

ついでに塗装時に多少色むらが確認された運転席側も何とかならないものか...と相談していたところ、どうやら助手席の水漏れよりもこちらの色むらの修正の方が難しかったらしく、随分話が大きくなってしまっていたのでした。

私の車は6年前にオールペンにて赤い車を白い車に塗っているのですが、普段は基本的にボディーカバーを掛けているとはいえ、そこはやはり多少の変色は避けられないようでして、ドアの前後で色が微妙に異なるんだとか...。つまり、ドアの色をフロントパネルに合わせるとリアとの繋がりが悪くなり、リアに合わせるとフロントとの繋がりが悪くなる...。困ってしまったのは私よりも塗装屋さんですよね。そこで、ドアをうっすらグラデーションにするとか、いっそ周囲も全部塗ってしまうとか色々案は出たのですが、結果的に素晴らしい仕上がりになりました。答えはここでは明かさず、実車を見れる環境にいる方には何処を塗ったか当てていただこうと思います!

私は仕事柄、色を作ったり補正したりする作業を毎日行っていますし、それをRGBやCMYKで1024段階で調整するのが普通ですから、色の違いや変化にはかなり敏感な方だと思います。ただそれはいくらでもやり直しの効くパソコンディスプレイの中でのお話で、塗装用の塗料を作るのとは訳が違いますよね。いったいこういう色はどうやって作るのでしょうね。メーカー標準色だとしても今回の私の車のように経年変化で変色していればカラーコードなど有って無いようなものでしょうし、最近は機械で色の成分を計測する事も出来るようですが、それとて場所によってピックアップした色には差が出るでしょうから、最終的には見た目で判断するのでしょうね。

そういった難しい話はさておき、何より感謝したいのはこの暑さの中で作業をして頂けたという事。ここ数日は外にいるだけで汗が吹き出てくるというのに、塗装ブースは閉ざされた空間な上、エアコンなど無いでしょうから外気よりも室温は高くなるんじゃないかと...。本当に頭が下がります。iR MAKERSさんにもいったい何度パーツの組み付けをして頂いた事か。ありがとうございます。

おかげさまで今後も大事に乗っていきたい愛着ある車になってきました。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)