近ごろ車のテレビCMで、「ブレーキを自動的にかけてくれます」とか「誤ってアクセルを踏んでも急発進を抑制します」とかいう機能が紹介されているのをよく目にします。

もっと言ってしまえば、前を行く車と同じスピードで走りますとか、縦列駐車を自動でやってくれます、なんて機能もあるわけですから、車というのはいったいどこまで進化するのだろう？ と思うと同時に、教習所で教える運転技術の意味に疑問を感じずにはいられません。

そういった意味で言えば、最近の車は車種によって操作方法がさまざまで、世界的に大ヒットとなったプリウスさえ、教習所で教えてくれる知識だけでは走り出す事すら出来ません。エンジンを掛けるという操作そのものが不要だったりしますからね。マニュアル車とオートマ車の2種類に分類出来るほど単純ではないです。

どうなんでしょう、今現在、車自体は9割以上がオートマと言われていますけど、マニュアル車の免許を取る人がどれくらいいるものか。そして今後は先に紹介したブレーキやアクセルの自動制御システムが搭載されていない車は怖くて運転できないという人が増えるのでしょうかね。

私としては何も操作をしていないのに前進するオートマのクリープ現象のほうがよっぽど怖いのだけれど．．．。