Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ジムニーのシフトノブを標準品に戻す

By
All Photo by inos

Devconのエポキシは今回初めて使用しました。これまで多くのエポキシを使用してきましたがどれも弾性タイプで硬化後もカチカチにはならず爪で押したら跡がつく感じのものが殆どでした。このDevconはエポキシ系接着剤の中でも硬化後の硬度が高いとされており、接着剤というよりはレジンに近いような硬度と透明度という事でチョイス。

訳あってジムニーのシフトノブを標準品に戻す作業をしました。納車間もない頃からタニグチのジュラコン&アルミ製のシフトノブを愛用してきて、見た目とサラサラした手触りがお気に入りでしたが、金属製ノブは傷がつきやすく何かと気を使うため、その点で万能な(というか傷など気にならない)標準品へ戻すというわけ。

Devconの出番はここでございます。タニグチ製シフトノブに変更する際にもその旨書き記した記憶がありますが、ジムニーのシフトノブはシフトレバーに単にねじ込まれているだけでなく、ノブとレバーシャフトの接続部分には謎のプラスチックパーツが装着されており、ノブはワンタッチでここへはめ込む構造。

このプラスチック部品自体はレバー側にねじ込まれている訳ですからこれをシフトノブ側のパーツと捉えれば確かにノブ側がメスネジ、レバー側がオスネジで一般的なシフトレバーと同じ構造と考えられますが、残念ながらジムニーはこのパーツをレバーシャフト一体型としてパーツ販売しています。そしてシャフトへはねじ込みにプラスしてネジロック剤の意味で強力な接着剤により固定されており、社外品のシフトノブに交換するにはこれを強引に取り外す必要があるのです。

つまり何が言いたいかというと、社外製シフトノブに変えたいがあまり接着剤で固定されたこのプラスチックパーツを壊しながら外してしまうと、再び標準品に戻そうと思った時シフトノブをパーツとして取り寄せたところでこのパーツ無しにはレバーシャフトに取り付けられないのです。プラスチックパーツは個別販売されておらずレバーシャフトとのアッセンブリー販売。つまりノブを標準品に戻すにはレバー丸ごと新品交換!というわけです。

今回の私がまさにそのパターンに当てはまるわけで、ならば以前取り外したこのパーツを再利用すればそのまま標準ノブに戻す事ができる...。ねじ込みという構造を考えれば接着剤は使わなくても良いけれど、元々接着剤が使われていたのには安全を配慮した意味がありそうですから今回もちゃんと接着剤をネジロック剤のように使いました。

なんの事はないディーラーで納車された時の標準車の佇まい。見た目的にはこれがベストだとは思いませんが傷や損傷に対して気兼ねなく使えるという意味では結局これが最高の選択。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)