MINIという車に乗っていて良かったと思う事は山ほどあれど、やはり年間通してこの1日は特別なものがありますね。”JAPAN MINI DAY in 浜名湖” 今年も無事に参加する事が出来ました。そうは言っても一昨日まで38.8度の高熱でうなされていたんですけれどね。遊びの事なら体に鞭打ってでも何とかするのです！ しかもそれが年に一度の行事と来れば尚更です。
今年でこのイベントも21回目を迎えたとの事。そのうち私が参加したのは6回ですね。MINIオーナーになってからはほぼ毎年足を運んでいます（1度だけ日程的に都合がつかず不参加の年がありました）。
私の記憶ではこのイベントに集まるMINIの台数は確か世界一だった気がしますが、昨年は1,400台、さて今年は何台が集まったのでしょうね？ 恐らく場内の放送では結果報告が流れていたのだと思いますが聞いておりませんでした。でも昨年より今年は駐車場スペースもかなり埋まっていたように見えましたので多分記録は更新されたのではないかと思います。もう視界に入る至る所がMINIで埋め尽くされた空間ですよ。
浜名湖で開催されるMINI DAYは走りや性能を競うようなイベントではなく、MINI好きが集まってフリーマーケット等が行われるほのぼのイベント。勿論MINIショップも大々的にお店を広げますから、会場は新品パーツからレアな中古パーツまでありとあらゆるものが出品されます。MINI好きにとては浜名湖まで宝探しに行くようなものです。
ただ、ゴザの上に広げられた色々なパーツを見ているとおよそMINIとは関係のないものまで並んでいるのには笑ってしまいます。なんでボロボロの女性向け雑誌が売っているのだろう？とか、使い古したヤカンが売っているとか、ぬいぐるみが売っているとか．．．。もはや売れそうなものなら何でも売ってしまえ！的なゆるいノリ。それがMINI DAYです。
実は今回私は買いたいものがあらかじめ決まっておりまして、去年この会場で購入しようかどうか迷った挙げ句、来年にしよう！と決めて早1年。まあ夢の無いモノと言われればそれまでですが、フロアマットを新調しようと考えておりました。純正マットはいささか経年変化が進み、内部に使われているスポンジが粉になってボロボロ崩れてしまうのです。マットの下はもう粉だらけで大変です。会場で購入すれば思い出にもなりますしね．．．。
で、お目当ての商品の発売元であるDELTAさんのテントを訪れてみると、驚く事に ”今年はマット類は持ってこなかった” との事！。なんて事でしょう、私は東京からはるばる4時間も掛けて現地まで行き、フロアマットに思い出を載せて帰ろうとしていたのに、商品が無いとは．．．実にショックでした。いえ、確かにオンラインショップで簡単に発注できるわけですけど、私はイベント会場で購入したかったのです。こういうイベントですから手ぶらで帰るのも寂しいのです。
気を取り直し、モノを購入する思考をモノを見るという方向性にスイッチしました。MINI DAYはみんなで作るイベントですから、そこに集まった車を自由に見たり写真に撮ったりしていろいろ研究？します。人の車を見るという事は自分の車も見られるという事。材料を持ち合いの調理実習みたいですね。
人の車というのは実に面白いです。カスタマイズやチューニングのお手本にしたくなるような車から独創的なものまでさまざま。自分色に染めやすい車ですから個性が出るんですよね。
上の写真にあるような直立したワイパーに憧れてみたり、オープンカーってやっぱりカッコいいな！とか、MOKEの後部座席にハードトップ的な屋根を作ってラグジュアリー空間を演出してみたり。目の前を走っているMINIの音が良いと思えばマフラーの形式をその場で聞いてみる事すら出来るんですから、情報とモノの宝庫ですね。この中に入れば私の車などノーマルに近いですから、まあ目立たない存在です。それでもどこかのおばちゃんが「この車は他と違って凄く落ち着いて見えて良いわね」とせめてものフォローを入れてくれたり。私のが落ち着いているんではなく周りが凄すぎるんですけどね．．．。
MINIはファミリーカーでもあるとの事で、家族みんなが楽しめるよう色々なイベントや企画が準備されています。今年は浜名湖だけに ”ウナギの掴み取り” が行われていました。それこそ ”MINIと関係ない” のですけれど子供達は楽しそうに参加していましたね。他にもバンド演奏やカスタマイズコンテスト、じゃんけん大会で豪華景品をGETなど、車だけに偏らないよう工夫されています。確かに旦那に連れられ炎天下のゴザの上に広げられた意味不明なパーツを1日中眺めているだけでは奥さんも不満でしょうし第一子供がいつまでもじっとしてくれてはいないでしょうから、そういった配慮は必要なんですね。
明日へつづく。
