Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

東京モーターショー 2013 (2)

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All Photo by inos

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少し間が開いてしまいましたが体調もだいぶ回復しましたので東京モーターショー続編です。もう一度会場まで行ったわけではなく、先日紹介しきれなかった写真の数々を綴ってみます。

今年のモーターショーで最も見たかったのがこのHONDA S660。言い方を変えればこの車を見るために行ったようなものです。なのでどれだけ混んでいようがお構いなし!いくらでも待つ覚悟でした。とは言え、実際HONDAブースまで行ってみたもののどこにもお目当てのS660が無いのです。おかしいと思いながら端まで行ってUターン、歩いてきたルートを戻りつつもう一度確認! それでも見当たらず...。仕方がないので係の人に聞いてみました「S660はどこですか?」と。

すると返ってきた答えは「あの ”枠にはまるな” って書いてあるところのすぐ下ですよ。混んでいますのでお気を付けてご覧下さい」との事。そう、つまり先ほど通ってきたルートの脇にあるというのですが、あまりに人が多すぎて車がある事すら気付かない状況だったのです。この注目度は今回のイベントでも上位にランキングしているんでしょう。

車両が見える位置に行くまでの順番待ちの列の最後尾に並び、ほとんど身動きならないまま、係の人の誘導に従います。

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このポジションまで来るのにいったいどれだけ待った事でしょう。最前列ですよ! 市販化される頃には形や仕様も変わるでしょうから、今時点は夢物語...。それでもどんな雰囲気のものなのか確かめたい一心で執念の撮影!

名前こそS660ですが、明らかに嘗てのBEATの生まれ変わりというデザイン。大きく見えるボディも軽規格ということならばBEATと殆ど同じなのでしょう。シート後方からトランクにかけてのラインが妙にずんぐりむっくりしているのが気になります。この車ハードトップなのでしょうかね? 今風と考えれば電動ハードトップが標準のような気がしますが、そういった装備を付け始めると途端に重くなってしまいそうですね。時代は変わっても軽規格に与えられたエンジンパワーの上限は昔も一緒ですから、全部ひっくるめてBEATよりずっしり重くなってしまったらスポーツカーの形をしたラグジュアリーカーになってしまいそうです。その辺りは高級素材で軽量化を図るのでしょうかね。

驚くのはタイヤサイズ。215/40/17って、マツダロードスタークラスじゃないですか! さすがにこれは見た目重視のショーモデル専用なんでしょうけれど、実際は15インチくらいに落ち着きそうですね。じゃないと重くて重くて...。

ターンテーブルに載ったS660。これ以上近づく事は出来ませんからインテリアの確認までは出来なかったのですが、うっすら見え隠れするペダルからして明らかに2ペダルマニュアル。21世紀には3つのペダルは要らないんですね。2ペダルマニュアルもお気楽で面白そうですが、オートマのようなクリープ現象が無い事を祈ります!

いずれにしてもあと1年ほどで発売が現実になるというのですから今から楽しみですね。

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今年のHONDAブースはなかなか面白いと感じました。過去の車から未来まで、全てを見ていってください!って感じが凄く伝わってきました。奇麗なお姉さんが座っている椅子のような乗り物、一見 ”ロデオボーイ” にしか見えませんが、セグウェイのように、体重移動で進行方向を決めるという魔法の椅子。いえ、椅子なんて誰も言っていませんでしたけど、結果的に移動する椅子だなと...。どういう使い道があるのか微妙なところですが非常に面白そうでした。

これだけの規模のイベントに今でも ”スーパーカブ” が展示されるって凄い事ですよね。私が幼い頃から存在するオートバイですから少なくとも30年以上は生産されているわけですが、多少のモデルチェンジをしているとは言え、その形を大きく変えずに世界的に受け入れられ続けているというのは大したものです。最近のものはちょっとオシャレに見えるのは気のせいでしょうか? カブって熱狂的なファンの方が多くて、長距離ツーリングとかもやっているんですよね。ちょっと面白そう。車を連ねて走るのも爽快ですがオートバイならもっと一体感を感じられそうですね。

一度こいつで東京から実家の長野あたりまで走ってみたいものです。燃費も凄く良いと聞きますし...。

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こちらもS660と同じくらい注目されていた次期NSXです。私的にNSXというと初期のリトラクタブルライトのモデルこそ!みたいな気がしているのですが、こうしてみるともはや別の車じゃないかと思うくらい姿形は違いますね。HONDAスポーツのフラッグシップがNSXという事なら間違いなくこの車なのでしょうけれど。

いったいいくらするのでしょうね。初代NSXが発売当時の89年で約1,000万円と言われて、スゲーって思いましたけれど、今やそれくらいの車はざらにありますから、きっと2倍くらいにはなるのでしょうね。無理ですよ一般庶民の私のような人には!

若者が車離れをしているという背景にはこうした価格的なところにも要因がありそうな気がしてしまいます。勿論いきなりNSXを買う!って若者は少ないとは思いますが、どんな車にしても昔に比べるとどんどん高くなっていますからね。いつかはクラウン!と呼んでいた時代にその価格がだいたい300万円だったにも関わらず、今はちょっとした車にそこそこの装備を付けたら300万円なんてすぐに超えてしまいます。S660が注目されるのはそんな現実的な期待感もあっての事でしょうね。

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