Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

自分を見たり人を見たり、改めて生活を見直し、生きる事の怖さを知る

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diary4985

大変ご心配をお掛け致しておりましたが無事退院となりました。担当してくださった先生や看護士の方、ご心配下さった多くの方々に心より感謝致します。ありがとうございました。

元気になった今だから言える事ですが、私は ”態度に似合わず” 人より少し心臓が弱かったりして、今回のように急な発熱が一番怖いとされていて、その原因が血液にばい菌が入った事だとすれば、最悪の場合命を救えないかもしれないよ!なんて脅されたりしています。今回はその前提での入院でしたからちょっと怖かったんですけどね。少なくとも検査結果ではその可能性は ”ほぼ無い” と言えそうなところまで分かりましたので一安心です。

自分の体の事って知らないほうが気楽ですが、そうもいかないのである程度勉強するわけですが知れば知る程怖いですね。何にしても明日から普段通りの生活に戻れそうなので本当に良かったです。

病院を出てちょっと遅めのお昼ご飯にさっぱりした蕎麦を選んだのですが、なんだか凄く違和感を感じましたね。好きな時間に好きなお店で好きな物を頼んで...。家に帰れば好きなテレビを見て、好きな時間に寝るでしょう。病院内で全てを管理されていた数日間が今は当たり前のようになってしまって、これまでの生活リズムは自由すぎる感じすらするのです。自己管理で健康状態をキープする事の重要性とか難しさというのを初めて知った気がします。健康を当たり前と考える僕らはなんて勝手な生き方をしているのか...とも。

入院病棟のロビーでは患者さん同士がこんな話をしていたのが印象的でした。「下の売店で買うとどれも凄く高いんだよ。駅前のコンビニならもっと安く買えるぞ。診療でお金が掛かる患者から更にお金を取ろうとするなんておかしいよな...」 おっしゃる通りだと思いました。病院内の売店だからこそ外で買うより安く買えて少しでも入院生活が楽になるような仕組みが欲しいところです。品揃えにしても営業時間にしても、本当に24時間営業して欲しいところってこういう場所なんじゃないかな? そんな事を感じましたね。

病室に巡回に来てくれる先生や看護師さんには色々な質問をしました。勿論自分の病状や事務手続きについてもありますが、もっとクイズ的な事とか専門用語とか「さっきの先生 ”ベテランオーラ” 凄かったけど当たってる?」とか。

私から出した質問はこんなもの。「今この腕に刺さってる点滴、一滴は何mlですか?」看護師さん達は忙しいながらも真剣に考えてくれます。これが分からないと点滴落とすスピードが調整できませんからね。こちらは横になっている間、目の前にある機械が20ml/hと設定されていて18秒間で2滴落ちているのを見ていましたから計算上は0.05mlです。看護師さんの回答は「20滴で確か1mlだったはずですよ」というもの。ご名答! 計算せずに丸暗記で答えが出てくる辺り、やっぱり国家資格を持ってる人は違いますね。

次の質問は「看護婦さん」と「看護師さん」って何が違うの?というもの。これに関しては即答でしたね。男性看護師さんが増えたこともあり、何年か前に法律で「看護師さん」に統一されたそうです。なるほどそうでしたか。看護婦さんの方がしっくりくる気もするけれど。なので今は「婦長さん」ではなく「師長さん」なんだそうです。

最後の質問は「病室にはなぜ時計が無いのか?」 というもの。学校並に時間に厳しい印象の病院ですが、何故か入院した時は病室に時計が無いですよね? 必要な人は持参してくださいみたいな。なぜでしょう? これにはさすがの看護師さんも答えられず。次までの宿題となりましたが、出来ればもう入院なんてしたくないですからね、答えは迷宮入り...という事で。

この数日間、病院という閉ざされた空間の中で色々な人を見てきましたが、皆一生懸命働いている姿が美しいですね。もし今回のような経験を私が小学生や中学生でしていたら、「将来は医者になりたい!」そんな事を口にしていたかもしれません。

今更医者にはなれませんが、明日からは私なりの一生懸命で何か人の役に立つような毎日を送れるよう頑張ります。

コメント

  • Comments ( 2 )
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  1. 無事の御帰還おめでとう御座います。画像一気にアップされましたね。
    救急外来の赤い看板の画像は、いつもは周りを暗くする所を逆に明るくしたのでしょうか?どれも非常に良かったです。

    以前から食事制限についてチラホラ出ていましたが今回の事に繋がっているのでしょうか。どうか今後もお気をつけ下さい。とにかく退院おめでとう御座います!

  2. pro-fitさん

    有り難うございます。私ももう若くないので無理は出来ないですね。

    今回は結果的に大した事なく退院となったので良かったですが、私生活を振り返る良いきっかけになったと受け止めています。食事制限は今回の件とは直接関係ありませんが、コレステロールが高めなので何につけても血液サラサラへの努力をしている感じですかね。医者に言わせると高コレステロールも立派な心臓病です!と怒られますけど。

    赤い看板の画像はおっしゃるとおり、周囲を明るくしました。暗くするより清潔感が増すかと思いまして。本当はもっといろんな写真を撮って掲載したかったのですが、病院内ってどこまで撮影したり掲載したりして良いのか不明でしたので、どれも当たり障りの無いものばかりです。38度以上熱がある時でしたしね。

    明日からは徐々にいつもの生活に戻していくつもりです。。

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