Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ハイコントラストに写った池

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All Photo by inos

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我が家の海水魚飼育の水槽は少なくとも2週間に1度のペースで換水を行いますが、この池の換水はいったいどれくらいのスパンで行うのでしょう...。海でもないのに水が引き池の底が見られるのは井の頭公園。

平成29年に開園100周年を迎えるとして ”かいぼり” と呼ばれる池の清掃作業が始まったと先日TVニュースで報道されていました。せっかくですからあれだけ巨大な池の水が無くなった姿を見てみたい...考える事は皆同じようで、池の周りは見物客で大賑わい。

池を渡る橋の上に立つと目を疑うような光景が飛び込んできて、池の底には考えられないような物がゴロゴロと落ちていて、その代表的なものが自転車。既に250台以上を拾い上げたそうですがそれでもまだこの有り様です。池の底に250台ですよ、そこいらの駐輪場よりも多いのではないでしょうか。他にも、スーパーのカートや事務所の椅子など、どうやってここへ運んだのか疑問に思うような物も顔を出していました。きっと皆処分に困るとここの池へ放り投げていたのでしょうね。あまりにも酷すぎます。

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かいぼりの目的は池の底を奇麗に清掃する事と魚の仕分けだそうで、在来魚と外来魚を分け、在来魚は一旦脇の小さな池に移し、かいぼり作業後に元に戻すらしく、外来魚は戻すわけにはいかないため家畜の餌にするそうですが、既に3,600匹以上の魚を捕獲したと聞けば仕分け作業も大変でしょうし、家畜の餌になるまでいったいどこに保管するのか、それも気になるところです。

今日も池の中では沢山のボランティアの方々が腰まで水に浸かって作業をしていました。もっと暖かい時期に行えば良いのに...とも思いますが、どうやら魚の動きが活発な時期にこの作業を行うと、池が復元するまでの間、捕獲した魚を安全に飼育するのが難しい(酸素消費量が多いため)らしく、一般的にかいぼり作業は寒い時期に行うのだそうです。なるほど納得の理由ではありますが、とは言えこの時期の水は冷たいでしょうから大変な作業ですね。

少しホッとしたのは、見物客のあちこちで「私もやりたい」とか「ボクも手伝いたい」といった声が聞こえてきた事で、その多くが子供だったとは言え、一般募集の「おさかなレスキュー隊」への応募は定員オーバーだったそうですから、まさに「捨てる神あれば拾う神あり」で、きっとここに参加した人や参加しようとした人は自転車を投げ入れたりはしないでしょうし、この姿を見た多くの人が心を洗われたのではないでしょうか。平成29年前にあと2度程この ”かいぼり” が予定されているそうですから、このぶんだと次回は参加者も増えそうですね。

今回は2月下旬まで天日干しを行い3月には元の水位に戻すそうです。奇麗な水になると良いですね。この池が神田川の源流だそうですからもしかすると今後は神田川の水も奇麗になるかもしれません。

素晴らしい活動を見せていただいた気がします。

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