近年は映像制作に用いられる、編集、カラーグレーディング、合成、ビューイングといったソフトはプロもアマもそれほど差が無くなっていて、専用ハードウェアだった昔と違いアプリケーション化された事で価格も抑えられ、使えるユーザー数も一気に増えました。

ただ、プロの現場で自分の手足のように使えるようになるには一つのソフトでも2年は掛かると言われていて、昔ならビデオフォーマットとか同期とかフレームとか、今ならコーデックとか圧縮形式とかビット深度とか、そういった知識面も含めて ”使いこなし” と呼ぶなら、ツールが進化した今も2年という期間は妥当な気がします。

プライベートはさておき、仕事面で考えると私も最低7〜8種類のアプリケーション間でデータを行き来させるわけで、それらを平行して使用する頻度が高まったここ数ヶ月は、いささかキーボードショートカットやらメニューの場所やらが頭の中でごっちゃになってきていて、触れているその時は良いものの、抜き打ちテストのごとく人に質問されたりすると、「え〜とそれはどうだったかな？ こちらのアプリにはここで調整すればOKだけれども、あちらのアプリではプロジェクト作成時に指定したら変更出来なかったような．．．」みたいな事になっています。

しかもそれが教える立場だったりするものですから「動いたからとりあえずOK」ともいかず、それなりの理由を添えて最適な方法でアプローチしなければならないのが難しいところです。

人間の頭は使えば使うほど脳ミソにシワが増え．．．なんて言いますから、まだまだ歳のせいになんぞしたくないですね。大事なのは自分も好奇心を持って望んでいるかどうかでしょうね。好きなものは直ぐに覚えられますから。