Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

プロ用機材は甘くない

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All Photo by inos

diary3048

今日はプロ用機材の説明会に参加しておりまして、昼過ぎから7時間、9社に及ぶプレゼンテーションが続きました。テレビや映画やCM業界のお話です。

近頃テレビを見ているとさすがに地上波デジタルやハイビジョンという言葉がよく使われ、今年の冬のボーナスの使い道No1は地デジ対応テレビなんだそうです。でもプロの世界は当然それよりもずっと先を走っていて、4Kと呼ばれる、映画のデジタル上映スタンダードになりつつある画面解像度がいかに簡単に扱えるかがキーポイントになっています。これは地上波デジタルで使われているハイビジョンの約4倍の情報量です。

コンピューターの進歩により今ではこの4Kサイズの映像さえ編集機ではリアルタイムで再生できる時代ですが、それがスーパーコンピューターでなく量販店で手に入る機種で実現できます。つまりそれはこれまでプロ用機材でしか不可能だった映画の編集までもその気になれば自宅で出来る事を意味します。そして素材を撮影するカメラにおいても日本でも昨年位から急激に注目の集まったREDONEが200万円弱で手に入るのはご存知の通りです。そしていよいよ来年にはRED EPICやSCARLETが控えていて、安いものは50万円程度で手に入る予定です。

これらが意味するところは、一口に言ってしまえば設備産業はもう成り立たないという結論です。

昔と違い今は、映像関連の機材は多彩なフォーマットで固められたコンピューターの一つになりつつありますから、各機器を組み合わせて使ったりスタンドアロンにして使ったり時には並行処理出来る点にメリットがあります。ですから作業のワークフローに沿った組み合わせをメーカー問わずユーザー自身で構築でき、それらが柔軟に連携する事が非常に重要なポイントになると考えられます。ユーザーにどれだけ自由度を与えられるか...それが優れた機器の最低条件となりそうです。

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