Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

カメラはもう空気のように

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All Photo by inos

デジタルカメラが世に広まり始めた頃は、やれ解像度だとか、シャッタータイムラグだとか、ボディサイズだとか、色々注目するポイントはあったわけですが、今思えばそれはまだまだ発展途上のプロダクツだったからこその性能比較。一般的使用においてどんなカメラもそれほど不自由なく使える現代においてはあまり意味のない比較論。

ちょっと面白いなぁと思うのは、一昔前なら周囲の人から度々「どのカメラがお勧め?」とか「これとこれならどちらが良いと思う?」とか相談される事があったのに、近年はめっきり減りました。そもそもお前の意見など求めていない!という事なのか、はたまた信用出来ないヤツ!くらいに思われているのか分かりませんが、少なくとも言えるのは「デザインや好みで選べば良い」と言えるくらい各モデルの性能差は少なくなっていて極端なハズレが無いという事。デジカメが出始めた頃なんて、単3電池で駆動するモデルとかもあって、これは汎用性が高くて良いな!と思ったら、10枚も撮るともう電池残量が少なくて撮れなくなってしまったりして...一晩に同じコンビニで3回くらい電池を購入した記憶があります。今は大容量バッテリーが普通ですから10枚で電池切れ...なんて事はありませんよね。

それからもう一つ言えるのは、既存モデルの性能で十分満足出来ていて、あえて買い替える必要が無くなってきているという事。新しいモデルがリリースされれば勿論色んな面で高性能化されていたりしますが、買い替えないといけないほど必要に迫られる性能差ではないのでしょうね。数千万画素!とか言われても普通の人はポスターなど印刷しませんし...。

フィルムからデジタルに買い替えようというのなら初めてのデジカメ購入に人の意見も参考にするでしょうけど...。もし既にデジカメを所有していても尚買い替えようとするなら、今現在所有しているモデルの欠点を補うようなモデルを必然的に選ぶでしょうね。

少し前に発表になったSONY α7s、姉妹機と比較して解像度は一気に1/3に落として暗所にめっぽう強くしたとされています。こんなのを待っていた! という人も少なくないと思います。

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