Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

大手量販店から消えた楽しさ

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All Photo by inos

diary6269

新宿の中古カメラ屋さん巡りは何年ぶりの事か...。写真を撮る事のプロセスをも楽しもうと思うと、行き着く先は大手量販店では無くこういうお店になる。「カメラと言うのはただの箱、大事なのはレンズだ」そう店主が話していたのが印象的でした。

歴代マニュアルカメラの多くが流通するNikon。フラッグシップ機のF3を始め壊れないFM2は有名な話。事実私を育ててくれた思い出のNew FM2などもう20年以上も前に購入しているのに1度も壊れた事がない。Nikon=報道カメラというイメージの連鎖は多分そんなところから始まっているように思う。

しかしこうして昔のカメラの歴史を辿ってみると、今のデジタルの進歩ほどではないものの、時代に合わせて機械そのものが改良されている点に気付く。マウント形状の一部変更だったり絞り羽根を連動させる仕組みだったり。機械的な変更である以上、デジタルミラーレス一眼にマウントアダプターを組み合わせて遊ぶ...というようにはいかない。そこら辺が難しいところでありカメラマニアをワクワクさせる点でもある。

その証拠にそういった仕様に関する質問をお店のオヤジに問いかけるとそれはそれは楽しそうに話してくれる。聞いてもいない過去の経歴話にまで続くのだから、逆に捉えればそういう会話をするお客さんが減ってきたとも受け取れた。

若者とオヤジの楽しげな会話。間に挟まるだけで面白い。

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