今週いっぱい九州放送機器展のため福岡に来ています。良い天気になると言われていた東京、しかし私がいるのは滞在3日間とも雨と言われている福岡、思い起こせばいつ行っても雨が降っている沖縄、どう考えてもこれは私の行いに関係しているとしか思えず．．．。それならせめてちゃんとしておくべきところはちゃんとさせましょう！ というのが今日の話題。先日買い揃えたDJI Phantom用FPVのお話。

購入した5.8GHzトランスミッターは日本国内での使用が禁止されているのは先日書いた通り。買ってきてそのまま使ってしまえば確かに違法になります。ただここで間違えやすいのは、5.8GHzという周波数について国内使用が禁止されているわけではなく、許可を得ていないトランスミッターだから使ってはいけないという事。つまり、総務省に個人申請して許可が貰えれば国内でもこの周波数を使うことができるのです。

勿論条件が無いわけではなく、こうした電波は誰でも扱って良いわけではありませんので国家資格であるアマチュア無線の免許が必要であり、このトランスミッターの素性を明確にし無線局として開局する手続きが必須です。幸い私は学生時代から資格マニアでしたので、アマチュア無線も特殊無線技士の免許も所有しておりますから、後者の 「無線局開局手続き」 さえ行えば合法的にこれを使うことができます。

ただ、この 「トランスミッターの素性を明確にする」 というのが大変な作業でして、世間で売られている名の知れた無線機ならともかく、怪しげなFPV用トランスミッターとなれば、その送信機の構造を説明するブロックダイアグラム作成や各パーツのデータシートの提出が求められ、それらを総合的に判断して頂いた上でようやく許可が下りるという難関。そりゃそうですね、国から許可を貰うのですからそう簡単ではありません。

今の私は諸先輩方にご協力頂きそれらの資料作成および収集に明け暮れております．．．。