Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

さらっとした紙が欲しくて

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diary5530

写真をプリントする事のない私。人間が古いのか、未だに写真をプリントするならフィルムからバライタ印画紙にモノクロで...なんて拘りがあります。ここで言う「プリントする事の無い」とはつまりパソコンプリンターによる印刷の事を指します。

プリンター印刷を真剣に考えた事のない証に、私の持っているプリンターはなんと本棚に収まるモバイルインクジェットプリンター1台。専ら請求書の印刷用です。その気になれば写真だって解像度的にはかなり奇麗に印刷出来るのですが、いかんせんCMYの減色法による黒の再現なのでどうしても濃いグレーにしかならない。普通はブラックインクが使われるところですがそこは所詮モバイルプリンター。残念ながらブラックインクはテキスト印刷にしか使われず...。

ところが今回、あまり黒のレベルに左右されない写真を印刷してみたくなりまして、今日はそれに適した ”紙” のチョイスに行ってきました。神保町にある紙専門店 ”竹尾”。

普通に考えれば写真を印刷するなら量販店に行ってプロフォトペーパーでも買ってくれば良いところですが、今回は奇麗に印刷するよりも味わい深い印刷がしてみたくなりまして。なんたって印刷に使う写真は手ブレの酷い半ば絵画のようなコマですから。だからこそ印刷を工夫してみたいと思ったのですが。

紙専門店ですから店内の壁全面が引き出しになっていてあらゆる種類の紙がストックされているわけでして、見本帳から選ぶにも「半日下さい!」って感じですが、インクジェットプリンターに適した用紙を数種類と、プリンター用ではないが紙の風合いに拘ったもの数種類を先ずはサンプルとして購入してきました。色にじみなんかも楽しめる紙なら面白いですからね。暇を見つけてチャレンジしてみたいと思います。

2Fでは著名な写真家達の ”印刷メディアで追求した写真展” が開催されていたのでじっくり見たかったのですが、閉店間際に飛び込んだ関係上 ”蛍の光” をBGMにお会計と相成りました。

しかしこういうふうに紙を選んだり、額装を考えたりするのって本当に楽しいですよね。私写真の紙にこだわるのはこの時以来ですのでちょっとこのワクワク久しぶりなのです。

diary5531

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