自宅にある捨てるに捨てられない数本のカセットテープ。もはや私の元にカセットデッキなど無いからして大切に保管したところでこの先その音を聞くことは出来ないわけですが、今なら何とかファイル変換してデジタルデータに置き換える事は出来る...という事で、身近な仕事仲間から年代物のカセットデンスケをお借りしました。
いやあ懐かしいですね。写真を撮るのにフィルムを使ったことが無い!という人が増えてきたように、今となってはカセットテープを使ったことがある人も少なくなってきた事でしょう。ハイポジとか言っても何の事だか...という感じかと。ドルビーBとかCとかちんぷんかんぷんですよね。テープを巻き戻したり早送りしたりという物理的動作もすごく暖かい感じがします。90分テープなんて入れてしまうといったいいつになったら頭まで巻き戻るのやら...という感じです。
私が最後にカセットテープを使ったのは丁度10年前くらいですから、感覚的にはそんなに昔のものという感じはしないのですが、装填したテープは私が中学生の修学旅行で録音した薬師寺のお坊さんのお話ですのでもうかれこれ25年も前の音です。このブログのサブタイトルにしている「1日5分…」という話もこのカセットテープの中に吹き込まれているものです。
なんだかとても不思議な感じがしますね。もしこれがCD音質で残っていたとしたら恐らくそれほど懐かしく感じなかったのかもしれませんが、ヒスノイズの激しいカセットテープの音質で聞こえてくるから尚更時代の経過を感じるのでしょうね。
デジタル化された音はこれから永遠に音質を損なう事なく再生出来ますが、このカセットテープも共に大切に保管していきます。だってこのカセットその物はその昔初恋の女の子に貰ったものだったりするものですから...。そういう想いまでもアナログには深く刻まれているのです。
こんにちは。
アナログ。。。
いいですねー。
私は現役で使ってますよ。
VUメーターと、麦球で照らされる照明も気に入ってます。
技術の進歩とのギャップがいいと思います。
カセットテープは、これはこれで完成形なんですね。
デジタルはまだ発展途上にあって、一番いいときではないでしょうか?
500円貯金も頭打ちになってきたので、
そろそろ放出しようと思っています。
Thunderbirdさん
こんにちは。
アナログ使ったの久しぶりでした。カセットテープ、なかなか味わい深いですね。
これは何というか音質云々を語るものではなく、
操作フィーリングとかギミックとかを含めて一つのカテゴリーを確立していますね。
デジタルは数値的なものとか表面的な完成度は安易に高く評価できますが、
満足感を含めた存在価値はアナログとは異なるものと再認識しました。
車のマニュアルミッションに近いものがありますね。
500円貯金、も、もう頭打ちですかw
壊せない貯金箱を買ってきましょう。