iPodやWALKMANで簡単に音楽が聴ける時代です。
デジタルになってからというもの、それらの駆動部分も皆無ですからバッテリーライフも長くなりましたね。ボリューム調整もVCAと言いますか、可変抵抗によるものではありませんから、ヘッドフォンから聞こえてくる左右のバランスがズレるような事も無くなりました。昔のボリュームは単なる可変抵抗調整でしたから、小さな音にすればするほどバランスが崩れ、酷い時には片方の音が消えてしまうような事さえありました。
と言う事は、この時代デジタル領域に音質を求めるのは酷なようにも思えてきます。デジタル機器のハードの違いが音質に及ぼす影響はほんの僅かなファクターで、それよりも記録しているファイルのビットレートに依存します。もしハードが音質に影響するとしたらデジタルからアナログに変換するD/Aコンバーターとその後のアナログアンプ部分でしょうか。
D/Aコンバーターさえしっかりしたものを持っていれば、相当な高音質が楽しめる昨今、アルミ削り出しシェルで覆われたスタイリッシュなペンタイプのUSB D/Aとか出てきたらちょっと欲しいですね。そこにヘッドフォンプラグを差し込めばパソコンのヘッドフォン端子より数段高音質な音が楽しめるような。
ポケットにD/Aコンバーターを入れて持ち歩くなんて、ちょっとマニアックでカッコイイ?かも。