Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

カメラのゆくえ

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All Photo by inos

diary5604

カメラはこの先どうなっていくか? という予想。すべて私の独断と偏見による未来予想図です。

フィルム時代からの写真/カメラファンの期待に反し、今後は完全なるIT機器になることは間違いなさそうです。「この場所から撮った奇跡の一瞬!」がこれまで写真家の技量とされ作品だったわけですが、これからは作品の見せ方や鑑賞の仕方そのものも変化していくでしょうからその価値さえ変わりつつあります。

まずカメラ本体はAndroid OSに代表される共通プラットフォームが標準的に使われていくことが予想されます。つまり汎用OSが載ってくるということはハードウェアとしてはもはやパソコンと同じですね。各種操作ボタンも好きな機能を割り当てられるのは当然で、自分好みのカスタム設定などはスマートフォンなどでも管理可能に。カメラが無くてもスマホで設定を作っておいてデータを流し込めば同じ設定のカメラを簡単に複製可能。カメラアプリ部分はオープンソース化によって詳しい人なら自分好みのカメラに育てていく事も可。

もっと言ってしまえばネットワーク越しにカメラの操作が出来て、人里離れた場所にカメラをセットしてきても自宅に居ながらライブ画像を見てスマホからシャッターが切れる。更に話は進んで、最近流行りのIoTで、各種IoT対応デバイスとの連携が可能となり、外気温が0℃を下回ったらシャッターが切れる!とか、人感センサーが生体をキャッチしたら電源が入りムービーを撮り続けるとか、夕日の色温度があるポイントに達したら自動的に撮っておいてくれるとか、ネットワークに参加しているユーザー同士でカメラのリモート権を貸し借りし合って人のカメラを操作して素材をシェアするとか。勿論、素材はクラウドにアップされてどこからでもオリジナル素材の参照が可能。

その必要性と、写真に残す意味を無視するなら、この程度の事は既に今現在でも出来そうですね。

でも案外カメラボディがパソコンと同じ一途をたどるのは間違っていないと思います。だとすれば今現在のパソコンやスマートフォンに見られるように、ハードウェアの性能が有る程度の域に達すると特殊な人を除いてはそれ以上を求めなくなります。必要にして十分というやつですね。かと言ってレンズも必要とされるモデルを手に入れたら無駄に同じようなものは買いません。

あれ、カメラってこの先どうなるんだろう? 逆に分からなくなりました。

コメント

  • Comments ( 2 )
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  1. こんにちは。

    「アナログスタイルと、IT化された製品の二極化が進むに」一票お願いします。

    個人的には、ダイヤルむき出しのアナログ的なカメラが好きですが、IT化された便利な機能が欲しいもの事実です。
    銀塩カメラで撮った一枚がいつまでも想い出に残るのは、一枚に掛ける意気込みとコストの差でしょうか。
    中学の頃は、お小遣いで月に24枚撮りフィルム一本ぐらいしか現像と焼き付けが出来なくて、
    ムダなシャッターを押さないように意識してました。

    高校になると、押し入れの暗室で白黒写真への取り組みでした。
    まともなのは出来ませんでしたが。。。

    簡単に大量に撮れる分は便利になりましたが、一枚に対する価値と言うか意気込みと言うか、
    そんなところが大きく変わって来たと思うのは私だけでしょうか。。。

  2. Thunderbirdさん>

    こんにちは。

    「アナログスタイルと、IT化された製品の二極化が進むに」
    確かにそうなりそうですよね。

    アナログスタイルはこだわり派向けに高騰して、IT化の方はより身近にする為に低価格化が進みそうです。
    私も正に自宅モノクロ現像派でしたのでアナログスタイルが好きなんですよね。

    結果的には作品クオリティに結びつけたい気持ちはありつつも、
    じっくり撮って、じっくり仕上げていき、いびつでも苦労の末に出来上がってくるものに喜びを感じます。

    今年は360°カメラや360°写真が一気に広まる年になりそうですが、そういうのも確かに面白そうです。
    ただ、スマートフォンで撮る写真に近く、写っているものの意味とか、何故撮ろうとしたかとか、そういう事よりも、
    仕上がったものの面白さという観点は、これまでの写真ファンの延長とは少し違うとも感じます。

    評価する世代が少しずつ若者にシフトしていくのが世の常と考えれば、
    新しいものをどんどん取り入れてその場の楽しさを共感出来れば毎日は楽しいですが、
    そこに昔ながらの楽しさも感じられる私達は、若者より少しだけ得なのかな?と感じています。

    ただ一つ悩みがあるとすれば、
    大きく表示しなければ気付いてもらえないような撮り方が好きな私ですが、
    当ブログもパソコンよりスマートフォンで閲覧される事が増えた事ですね。

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