Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

HandMade In Japan Fes 2015(2)

By
All Photo by inos

diary5968

このイベントでかなりパンチが効いていたのがこのアート。truepath designブランドで参加されていたshinji horimuraさんの作品。フォトグラファーのMAURICIO DE FEXさんという方とのコラボレーションで実現した作品で、実写をMAURICIO DE FEXさんが撮影し、そのプリントにshinji horimuraさんがペイントを重ねたもの。被写体との調和が素晴らしいですね。

普段はコンピューター画面の中でデザインしているようですが、今回はイベントという事もあって全て手書きペイント。会場のスケール感を計算に入れた素晴らしい演出だったと思います。どうしても本日のトップ写真として掲載したくご本人に許可を頂きました。当ブログがさほどメジャーでないのが申し訳ないですが、会場に足を運べなかった方にもこういった表現の楽しさが伝わればと思います。

diary5969 diary5970 diary5971 diary5972

「街の標本箱」という名前でブースを構えていたのは西村典子さんというイラストレーターの方。おとぎの国のように描かれた絵はどれも優しい感じがするだけでなく、少しだけ現実社会に近い要素が取り入れられている為に、遠すぎない距離感が見る人を引きつけるのだと思います。しかも圧巻はその立体的な見せ方。恐らく1枚のオリジナルイラストを何枚も重ねて、切ったり貼ったりして3Dアートとして仕上げていくのでしょうが、その繊細さは思わず手元に引き寄せて確認してしまうほど。これも購入すれば良かったと後の祭りでございます。ただ西村さんに関しては8月5日から渋谷で企画展があるようですので再度足を運んでみるつもりです。

細かな作業がある一方で大きな作業もダイナミックに見せているのが今回のイベント。壁一面にアートを描く人もいました。これらの壁画の前には記念写真が撮れるような工夫がされていたのも印象的でしたね。決められた位置に立てばその人の背中から羽が生えているように見えるような演出だったと思います。また、クリエイターさんの集まりですので、商品を売る事よりも黙々と作品作りに集中する方もいらっしゃいました。

diary5973 diary5974 diary5975 diary5976

ジャンルで言うとどんな分類になるのか知りませんが、こうした面白コーナーもありました。電球を使った小人シリーズ。これには見に来た外人さんも「なんだコレは?」という反応。同じ電球を使って沢山の小人を表現しているのですが、顔の表情が無いにも関わらず上手く躍動感が表現出来ているんですよね。

電子箱庭シリーズもちょっと変わった存在でした。センサーに近づけた色と同じカラーで光るLEDとか、ボタンを押している時間分だけその色のLEDの帯が出来るとか、いったい何に使うの?と言われると困りますが、ポケットサイズの電子玩具みたいな感じでしょうか。結構人気を集めていました。他に手作り腕時計ブースなども多く見かけましたね。手作りならではの仕上がりが現代の時計との圧倒的な差でしょうか。アンティーク感が漂いますね。

diary5977 diary5978 diary5979 diary5980

他にも本当に沢山の様々なブースがあったのですが、とても私一人でイベントレポート的に纏められる量ではありませんので、是非気になった方は来年のイベントに参加してみてはいかがでしょうか? イメージとしては巨大な雑貨屋さんに足を運んだ感じでしょうか。

夏フェスらしく、屋外スペースではライブステージも行われていますし、フードエリアも作られていますからお祭り気分で楽しめます。ただし、何処へ行っても人でごった返している点だけは覚悟が必要ですね。宇宙ガラスのブースなんて300人分の整理券を配ったらしいのですが長蛇の列が出来ていて、整理券を持っていないとブースを見る事すら出来ないという有り様。話題の硝子玉を私も一目見てみたかったというのが本音です。まあ、このイベントはきっかけ作りですから、これまで名前も知らなかったようなデザイナーさんとかイラストレーターさんなどを今後応援していこう、そんなノリだと有意義に纏められそうです。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)