Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

雨の日に考えたこと

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All Photo by inos

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予報通りの雨とくれば1日のスケジュールはインドアプランで決行。天王洲アイルにある寺田倉庫本社Terratoriaで開催されている「Four Wishes 4つの願い -世界の子どもたち-」写真展へ足を運びました。先週からFacebookでお知らせがきており行ってみたいと思っていたところでしたので丁度良い雨模様と受け止めました。

今回のイベントは、「写真が持つ“人を動かす力”に着目し、見た人の感動が多くの子どもたちを救う力となることを願った企画」との事だけあって、世界のストリートチルドレンや人身売買の被害に遭った子ども、大規模自然災害や国内騒乱で不安定な状況下にある子どもの姿を切実に捉えた作品ばかり。80点という作品数と空間の使い方が上手いのか実に見やすい展示でした。

4人の写真家さんによるグループ展ですからそれぞれの個性が出るのは当然ですが、目指すテーマが「現実を伝える」という所で共通しますから、カラーとモノクロの共存やデジタルとフィルムの共存に違和感を感じないのでしょうね。ハービー山口さんご本人もいらっしゃいました。

展示作品を見ている時に感じた(もしくは意識した)のは、やはり写真にはスペックという言葉は不釣り合いだということ。どれだけ高性能なカメラを持っていても、どれだけシャープな線を結ぶレンズを持っていても、カメラ雑誌に書かれるような撮影テクニックさえも、こうした力のある被写体の前に求められる要素ではありません。奇麗に撮れていなくてもいい、ただ目の前の現実を一人でも多くの人に伝えることが写真に課せられた最低限の役割であるという事を再認識させられました。

※ 許可を得て撮影させて頂いております。館内は撮影を禁止されている作品もありますのでご注意ください。

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