私がマイパソコンを購入したのはちょうどWindows95がリリースされるタイミングでしたから15年程前ということになります。それまでは学校や会社のパソコンを借りていましたが、やはり機械は ”壊しても良い” というくらいの覚悟で触らないと覚えないという理由もあって自分専用機が必要でした。

Windows95以前のWindows3.1でもNIFTY-Serveを利用したパソコン通信を行っていて、仕事柄、ポストプロダクションのスタジオ間でEDLデータのやり取りに利用していたのが思い出され懐かしいです。しかしその頃から世の中にはインターネットが急速に広まりましたからパソコン通信でバイナリーデータをやり取りする機会はめっきり減りましたね。プロバイダーという言葉もしっくり来なかった時代です。

さてそのプロバイダー、私は当時契約したまま今まで一度も別会社に移行した事がありません。ですから自宅のメールアドレスも生まれて初めて手にしたものをそのまま利用しています。今ではすっかり愛着が湧き、携帯アドレス等はころころ変わっても、自宅のアドレスは不同のものになっていて不思議な安心感があります。

しかし、ネット上の情報によれば長年お世話になってきたプロバイダーもいよいよ来年無くなるとか無くならないとか．．．。もしやそのタイミングでメールアドレスが変更になってしまうのでは無いかと少し心配しております。

長年変更していないアドレスで、尚且つ文字数が少ないと来ていますから、1日に届く迷惑メールの数も計り知れないので、そういう意味ではいっその事Gmailにでもしてしまったほうが何かと重宝しそうな気がしているのですが、Gmailは既に多くの方が利用しているとあって好みのアドレスがGET出来ないという点がちょっとばかり具合が悪いところです。それにWEBメールはいたずらや犯罪に使われやすい傾向にありますから、嘗てのYAHOOメールのように、場合によっては受信相手に拒否される場合なども考えると、やはり純粋なプロバイダーが準備するメールアドレスをじっくり吟味するのが良いかと考えています。

吟味というのは、こういう時代ですから、迷惑メールフィルターなどな勿論の事、IMAP4などへの対応（いまどき当たり前か）なども含めての事です。