Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

このボディに合うパンケーキレンズがあれば最高

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All Photo by inos

diary6287

OLYMPUS PEN-F、気になる方は半年も前からチェックしていたのでしょうね。私はこれまでの写真歴の中にOLYMPUS製カメラもマウントも使ったことが無かったので正直眼中になかったのですが、発表された容姿に一目惚れです。先日蔦屋家電を訪れた際にモックが展示されていて、本物ではないのにだいぶ心がトキメイタわけで。

本気で情報収集したわけではないですが、パッと見のサイズ感、質感、各種ダイヤル機能のレイアウトは文句のつけようがなく、それだけで言えばFujifilmのXシリーズを上回る所有欲へと繋がるわけですが、一つ残念なのがマイクロフォーサーズという小型センサーの採用。小型と言ってもコンパクトデジカメと比べれば随分大きいわけですが、最低でもAPS-C、出来ればフルフレームセンサーなんて高望みされる現代においては少し心もとないわけです。

だからこの小型ボディとレンズが成立すると言われればそれまでですが、フィルム時代にはRollei35なんて沈胴式レンズを採用するコンパクトカメラがあったわけですし、SONY RX1シリーズだってサイバーショットクラスでフルフレームセンサーなわけで、そう考えるともう少し頑張れないものかと期待してしまうのは贅沢な要求でしょうか。

これまで数々のカメラを使ってきましたが、ことデジタルカメラにおいてはなかなか全てを満足させてくれるモデルというのは登場してこないですね。

M-Mount、フルフレーム、コンパクト、高感度、ファッションの一部として、これらのワードをクリアするカメラって今のところ皆無だと思っています。

Leica Mシリーズが一番近い所にはいますが、いかんせんデジタルのMはボディがボテッとしていて重たいですから今や一眼レフとあまり変わらなくなってしまったのが残念なところ。フルフレームや高感度という意味ではSONYのαシリーズにマウントアダプターの組み合わせが最適ですが、ファッションの一部からは程遠く、FujifilmのXシリーズはフルフレームの点で条件をクリアーできません。フルフレームにこだわる理由は巷に山ほど流通しているM-Mountレンズの焦点距離をそのまま使いたいためで、名玉と呼ばれるレンズを今から自分の物にしようと考えれば、ボディに合わせて焦点距離を選ぶのはナンセンスなわけで。

現状私がFujifilm X100Sを使い続けているのにはそんな理由があります。いっそレンズ交換が出来ないのならマウントにこだわらずに済みますし、コンパクト且つスタイリッシュでファッション的にも十分オシャレ、高感度も1600くらいまでは常用可、フルフレームではありませんから極端に浅い被写界深度は狙えませんがテレコンつけて50mmで使えばそれなりに見せられる。

今回のPEN-Fがフルフレームセンサー採用、アダプター経由でM-Mountが使えたら世界的ヒットとなったでしょうね。恐らく今カメラファンがFujifilmに期待しているのもそこではないかと。とは言えこのPEN-F、良いですねぇ。進化の早いデジタル時代だからこそこうして安心するデザインに魅かれるんでしょうね。

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