Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

専門知識無しに使える事が大事

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16日からラスベガスで開催されている国際放送機器展NAB SHOW。ネットのニュースやら現地にいる知人情報やら最新情報が続々と届いています。このタイミングでBlackmagicさんが驚きの最新機種を一斉にリリースするのはもう恒例になりましたね。例年と比べると今回は幾分パンチに欠ける気はしますが同じような製品なら競合他社の1/3程度の価格で発表してくるあたりは変わりませんね。

いっぽう、私が現地に行っているわけではないので各ブースの空気感までは分からないのですが、DJIさんのプロダクツラインナップは数年前のBlackmagicさんのそれに通ずるものがあってとてもワクワクする製品が出てきています。

DJIと言えば今や世界最大手のドローンメーカーですが、近年はそれだけに留まらずシネマ業界にまで進出して来て、そこにドローンで培った技術が惜しみなく投入されているため、製品精度もユーザーインターフェースも完成度高くまとまっているように見えます。

ドローンはコントローラー含め最新大型機種が発表されていますが、私が注目したのはハンドジンバルOSMOの拡張ヘッドX5R。OSMOは日本でも大ヒットしたお気軽ジンバルですが、ハンドル部分はそのまま流用し、頭のカメラを高性能なものに取り換えるとマイクロフォーサーズセンサー、レンズ交換式、DNG-RAW収録のシネマカメラに早変わりするというユーザー心くすぐるプロダクツ。

片手で持てるハンドジンバルでシネマクオリティという点が多くのファンの心に刺さるポイントかと思います。今やカメラの性能はどのメーカーも大きくは変わりませんから、それを使うユーザー層をハイエンドから一般庶民まで平等に考えた時、どれだけその性能を活かせるかは ”どれだけ安定して撮れるか” に掛かってきますから、その点ジンバルありきで考えられているX5Rは素晴らしいコンセプトじゃないでしょうか。カメラの性能が良くてもグラグラ揺れてちゃダメでしょ!って事ですね。

ドローンにくっつけてブンブン空撮をした後はヘッド部分をハンドルに付け替えて地上撮影。これは欲しいですね。見た目ほど安くないのが残念ですけど。

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そしてこれまでのOSMO X3にはZ-axisなるオプションも追加。ハンドジンバル最大の欠点である歩行中の上下運動を吸収するアイテム。どの程度実用になるのか不明ですがこれが良い仕事をしてくれると相当滑らかな浮遊映像が撮れるはずです。

一つだけ残念なのはOSMO用小型液晶モニターがリリースされなかったこと。いえ、そんなものが出てくるという噂はこれっぽっちも無いのですが、あれだけスタイリッシュなパッケージにスマートフォンを組み合わせるというスタイルは美しくもなく重量増に繋がり、且つ撮影と同時にスマートフォンのバッテリーも消費、運が悪ければ撮影中にスマートフォンンだけ外れて谷底に落ちて行った...何て想像もしたりして、小さな専用モニターが欲しいと思えてくるのは私だけではないはず。そこが解決すればおもちゃ代わりに買ってみても良いと思っているんですけどね。

※ 画像はプレス用素材をお借りしております。

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