Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

空と海と空気と

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All Photo by inos

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札幌での仕事を終え夕日をバックに遠退く記憶を遡り一昨日の小樽の事を思い出していました。

小樽駅に到着する15分位前から列車はこんなふうに海沿いを走り観光客と思わしき人は一斉にカメラを構えたりして。ああいかにも観光地なんだなと再認識すると同時に、皆がカメラを構えたくなるようなシーンに私自身も心を奪われていました。生まれ故郷の長野には海が無かったですからね、列車の窓からこんなふうに海を眺めるなんてサスペンスドラマのワンシーンでしか見た事ないわけです。

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前回訪れた時にもこの線路跡地を見た記憶があるのですが、その時はこの線路に何の意味があるのかを理解しないまま、ただ「古い線路を大切に保管しているのね」くらいにしか捉えていなかったのですが、今回はあのタクシー運転手さんのおかげでこれが何なのか少しだけ理解出来た気がします。つまりはその昔この線路を使って石炭を運んでいたのですね。

今でこそ石炭と言えば長崎の軍艦島がすぐに頭に浮かびますが、ここ小樽もその価値は共通だったという事、所謂石炭バブルの名残とでも言いましょうか。

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ガラス細工が多く並んでいてアクセサリーやグラスは豊富だったけれど、アクアリウムやテラリウムに使えそうな容器は殆ど無く少し残念でした。お土産にそんなものを買っていく人は少数派だとしても一軒くらいそれに特化したお店があればファンの間で人気になりそうなのに...と思ったり。

ソフトクリームも夕張メロンも寿司もカニも食べたけれど、便利すぎる日常からはその貴重さは程遠くてもはやその土地でしか味わえないのは食べ物では無く、景色や環境や文化や人柄だと感じた3日間。

次こそは仕事ではなく遊びに全力投球の北海道を計画したいですね。札幌に21:00までいてもその日のうちに東京に帰れる時代。事故さえなければ飛行機は素晴らしい乗り物です。羽田に降りた瞬間から湿度の高い空気を感じました。

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