Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

トレンクルがまた良い自転車になった

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ゴールデンウィーク開けに発注していたトレンクル用フロントハブを組みました。組んだと言ってもホイール組みは専門家にお任せして私は届いたタイヤを取り付けただけですが。

お願いしたのは関西のフレームビルダー工房赤松さん。オリジナル自転車やオリジナルパーツでお馴染のフルオーダーメイドを得意とするショップですね。以前よりトレンクルのカスタムパーツを沢山開発しており、今回のフロントハブもプロダクツの一つというわけ。ただし既製品を組み合わせるのではなくあくまでオリジナルパーツとして製作しているようで、それ故2ヶ月程の製作期間が必要だったわけですね。そう、つまりこのハブは一つ一つ旋盤で切り出しているという...。今回は20個だけ製作したようです。

ハブ交換に着手した目的は、クイックリリース化によりタイヤをワンタッチで着脱可能にする事。リアと併せて軽量化を狙う事。の2点。

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リムは標準品のARAYAが一番軽いだろうとの事で、これまで使用してきたものを再利用。スポークは段付き。これにて重両面では標準品の745gから667g(共にタイヤ:KENDA 14×1.2HE含む)に軽量化。同時にリアのクイックリリースもフロントと同じ銘柄に変更した為そちらが44gの軽量化、合計122gのダイエット。凄いですねハブとクイックリリースの交換でそんなに軽くなるものかと驚きました。

到着したフロントタイヤを手に持って先ず始めにやってみるのがそのままくるくる〜と回してみる事。これが驚くほどスムーズな回転です。標準品のゴリゴリ感はいったいなんだったのか?と思うほど。シールドベアリングなのでこのスムーズな回転が一生物になってくれると嬉しいです。

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別途手配していたのがクイックリリース。上の段ボールの写真の一番手前に写っている細い棒! これをハブの中に通しフォークの両端で留める事でタイヤをロックするわけですが、今回はこのクイックリリースも軽量化に拘り、Carbon Ti製 X-Lock Special ROAD Tiなる銘柄をチョイスしました。何処の自転車ショップにも在庫が無くネット通販のお世話に。

このX-Lock Special ROADには7075ジュラルミン製アクスルとチタンアクスルの2種類があり、私が購入したのはチタンアクスルのもの。軽量化という観点で言えばジュラルミンのほうが更に軽量のようで前後併せて31gという飛び抜けたスペック。一方チタン製は39g。私的にはどちらでも良かったのですがトレンクルがチタンフレームなのでそれに合わせてみただけの事。引っ張り強度もチタンのほうが高いようですしね。

それにしてもこのクリックリリース、軽量化を追求しすぎていて安全性は大丈夫か?といささか不安になります。体重が直接かかるわけではなくあくまで両方で引っ張るだけですがシャフトも中間部分は細くなっていたりしますからね。まあでもロードバイクで本気で走る人でも大丈夫なのですからタイヤ径が圧倒的に小さなトレンクルならそこまでシビアになる必要は無いでしょうか。テコの原理で言えばそういうことになりますよね。

それでも最近のロードバイクはクリックリリース使用前提設計となっており車輪脱落防止機構付フロントフォークと呼ばれる安全形状で設計されていますが、ことトレンクルに関して言えばそのような気の利いたフォーク形状にはなっておりませんから、安全面には出来るだけ気を使いたいところ。標準品の爪付きワッシャーをクイックリリースのシャフトに通してロックする事で万一ロックが緩んでもすぐにはタイヤが外れないよう工夫しました。

一つだけ不満があるとすれば、フロントシャフトの長さが1.5cm程長い事。6mm程のシャフトの先が大分飛び出していますからこのまま乗るのは危険ですよね。そのうち短く切断する予定ですが相手はチタンですからちょっと大変ですよね。しかもネジ山をなるべく痛めないように...って。

その後の走行ですか? そりゃスムーズに走れるようになった!気がしますよ。

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