事のついで．．．と言ったら怒られてしまうかもしれませんが、せっかく築地まで行ったのならと隣にある浜離宮庭園を散歩してみることにしました。昔からここに立派な庭園があることは聞いていましたし、池に掛かる橋とお茶屋さんの写真だけは見たことがあったので一度くらいはこの足で歩いてみるのも良いかも．．．と思っていたところでした。

新宿御苑もそうですが東京にあるこんな感じの綺麗な庭園は大抵入園料が必要です。あと1時間半で閉園という時間だったのでゆっくり出来ない点を考えると多少の躊躇はありましたが、わざわざここ目的で来ることも少なそうなので半ば思い出作りに支払った300円。

流石に庭園全体に手入れが行き届いていて隅々まで綺麗。公園ではありませんからフリスビーを持って行って運動不足解消！という場所ではないです。芝生エリアなどは基本的に浸入禁止。

この庭園の見所なら観光案内係の方にでも聞けば歴史を振り返りながら色々教えてくれるのだと思いますが、私目線で一番印象深かったのは近代的な都会の風景と日本庭園の調和みたいなところ。全国的に見てもこうした落ち着きある庭園の背景に近代的高層ビルが立ち並ぶ風景ってなかなか見る事が少ないように思うのです。時代のコントラストとでも言うのでしょうか。

普段は水面反射の虚像をシンメトリーに配置する事の少ない私ですが今回はオーソドックスにそのようなフレーミングをしてみました。光が建物を主張する時間帯ですのでバランスを考えるならもう少し地上の配色を考えるべきでしたが何せ閉門時刻が迫っていたので派手な外国人観光客がフレームインするタイミングを見計らう！なんて余裕はなく．．．。

最近はタワーマンションを話題にしたテレビドラマなんぞも放送されていたりしますが、地上40階みたいなマンションに暮らしていたら窓から見えるこの庭園はさも自分の庭のように見えるのでしょうかね。そんな生活した事がないので想像つきませんが．．．。