Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

再び私の心はニュートラルに戻った

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All Photo by inos

何かと話題の築地市場で遅めのお昼。

午後3時近くともなれば殆どのお店がシャッターを閉ざしていたからして薄々気づいていた事ですが、念を押すように言われた海鮮丼屋のお姉さんの一言「ここ(築地)は人より6時間早いんですよ」。チーン終了という感じ。

それでもせっかく立ち寄ったのでそのお店で結構良いお値段の海鮮丼を食べました。生まれて初めての築地なので他店を知りませんが、視界に入りきらないほどのメニューには圧倒されたものの、丼の方は「まああの金額出せばそれなりに...」という感じ。多分早い時間で閉まってしまうような人気店はプラスアルファの満足感があるのでしょうね。

今日はその築地市場の隣に位置する浜離宮朝日小ホールで行われた内田ユキオさんのフォトトークショーを聞きに足を伸ばしたのでした。ちょうどお昼時の開催だったためここ築地を訪れる時間が遅くなったというわけ。

私が内田さんのトークショーを聞きに行くのは決まって自分の気持ちにブレが生じている時。写真への姿勢もさることながら、物事の見方や考え方、人との接し方など、技術や知識に埋もれ忘れがちだった気持ちの在り方みたいなものを取り戻せる気がして。

今日のトークショーは比較的年配の方々を中心とした写真教室か何かが主催らしく、会場に行ってみて驚いたのはとにかくペラペラとよく喋るおばちゃんばかり。ホールを見渡した感じでは150名くらい集まっていたように思いますが、一般参加の方はほんの一握りだったようで私などちょっと場違いな所に来てしまったのでは?と感じたほど。トークが始まれば出だしから内田さんの元気の無さに私は驚きを隠せませんでしたが、逆におばちゃん達が盛り上げてくれて上手い事バランスが取れました。おばちゃんの良いところは皆明るく元気な事、そして仲良し! 今日の内田さん明らかに体調悪そうでしたね。

それでも今回のトークにも涙をぐっと堪えるようなエピソードがいくつかありました。参加者の方から「余命宣告をされたとして、最後に撮りたい写真は何ですか?」という質問に出した答えは内田さんらしい素晴らしいものでした。あえてここには書きませんが、これを読んでくれている人の各々が自分なりの答えを考えてみると良いと思います。写真を撮るという事の意味を今一度考え直す良いきっかけになるのではないかと。

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