今日から沖縄本島に来ています。「遊びではなく仕事なのが残念です．．．」と決まり文句のように書く事の多い日記ですから、たまには羽を伸ばしても罰は当たるまい！と、今回は完全なる観光。2週間ほど前に何処へ行こうか検討した結果、寒い時期なので暖かい場所へ．．．沖縄。単純極まりない思考。

ただ流石に2週間前の手配ではAirのチケットも午前便は満席で本日はお昼過ぎの便で夕方に那覇到着。全国的に大荒れの天気とあって沖縄も昨日今日が今年一番の寒さらしく15℃くらい。それでも風が強いためもう少し寒く感じましたね。ホテルのチェックインを済ませ身軽になって外に出れば、”きっとあの雲の上には神様がいるに違いない” と思うような美しい光が射していました。昼間は小雨が降っていたらしいですからね、到着時に雨が上がっていたのはきっと神様の力でしょう。

せっかくの週末の1日が単なる移動日に終わってしまっては勿体無いですから、今日のところはお決まりの国際通りあたりをぶらぶらしてお土産を見たりご飯を食べたりと、修学旅行で言うところの ”自由時間” に充てました。

那覇到着1時間後にはお土産の発送手続きをしている！っていうのも若干違和感を感じましたが、買える時に買っておかないと帰り際飛行機の時間を気にしながら．．．みたいなのは落ち着きませんからね。楽しみながら買うのが良いのです。

しかし驚いたのはここ那覇にも外国人観光客が非常に多いという事。2年前の1月に訪れた時は気にならなかったのですが、今は何処の観光地へ行っても中国人が沢山ですね。

 

ここへ来るといつも気になるシーサーの置物。かなりデフォルメされていてすごく可愛いですし、種類も沢山あるので目移りしてしまうのですが、いやいやこれってここで見るから欲しくなるけれど、一つだけ家に置いておいてもちょっと浮いてしまうよな？ と冷静に考え毎回棚に戻しています。奈良や京都に行って大仏の置物が売られているのに似ているでしょうか。

そして沖縄のお土産といえばシーサーに並んでよく見るのが琉球ガラス。おちょこやグラスは置いてないお店が無いくらいですが、一輪挿しや花瓶なども多いです。中でも私の目に留まったのが写真に撮ってきたヒョウタン型の一輪挿し！ いやぁなんとも言えず可愛い形をしているのです。ミニサボテンの水耕栽培用にどうかと真剣に考えたのですが、それには頭に開けられた穴が一回り小さくサボテンそのものが安定しないだろうという理由で購入を見送りました。しかしホテルに帰ってきてからこの写真を見ていたらやっぱり買っておけば良かったかとも。水耕栽培はさておき、本来の使用方法である一輪挿しとしてはグッドデザインですよね。

 

そして心のどこかで期待していたのがコレ。2年前の私の沖縄日記を読んだ方は覚えているかもしれませんね。沖縄名物ミニパイン。いや名物かどうかは知りませんが、少なくとも東京ではまずお目にかかる事のない超小粒の観賞用パインです。1個100円から150円で販売されており飛行機で持って帰れる為今回も2個購入しました。本当は１つで十分だったんですが、歩いていたら別のお店にも売っているのを見かけて、また欲しくなってしまい結局2個になったという．．．。

そしてせっかくならこのミニパイン、自宅にある100円ショップのグラスではなく、琉球ガラスの入れ物に入れてやろうと、いろんなお店のものを見て回りました。先ほどの一輪挿しは見送ったはずだったのにもう次のプランですからね、お土産屋さんというのは怖い場所でもあります！ ”海想” という雰囲気のあるお店、お土産屋さんというよりは雑貨屋さん的な落ち着きある店内で、扱っている商品の素朴さ、展示方法などがとても気に入りました。

他のお店には実に色とりどりのガラスが並んでいるというのに、ここで見たのは昔のコーラの瓶みたいな薄い緑色の色気の無いもの。お店のお兄さんに話を聞いてみたところ琉球ガラスのルーツは本来ガラスの再利用なんだとか。この作者のものは焼酎の瓶を溶かして造っているから薄い緑色。一番小さなぐい呑みを購入。旅というのはこんなふうに文化を理解していくと面白いですね。