Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

冬の沖縄旅行(2)

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All Photo by inos

数年前に自分の目で確かめるまではこんな色の海があるなんて、どこか遠い国を取材したテレビの世界の話でしかないと思っていました。沖縄に行けば見れると言われてもそれまで幾度となく足を運んだそこはいつも梅雨まっただ中の大荒れの記憶しかなかったですから。

さあ何処から話しましょう。今日1日で色々なところへ行き、沢山写真を撮り、体力を使い、美味しいものを食べました。しかしアレなんです。沢山写真を撮るのは良いのですが、ホテルに戻ってからRAW現像とブログ用のチョイスに異常に時間を割かれてしまい、夕食後は仕事なのか遊びなのか分からない状況。ですから欲を出してその日の全てを振り返る事は控え、一つずつ何日もに分けて紹介する事にしました。

 

朝は8時にレンタカーを借りに行き那覇を出発。第一に向かったのはブセナリゾートにある海中展望塔。沖縄自動車道の最終インター付近にあるため、最初の目標にもってこいなのです。しかもいきなり視界に飛び込んでくるまばゆいばかりのエメラルドグリーンの海が旅のテンションをMAXまで引き上げてくれます。思わず「うぉ〜」って声が出てしまいました。日本じゃないみたい!

さてこの海中展望塔とはなんぞや? というお話ですが、展望台ではなく展望塔。上に延びるのが展望台ならこの施設は下に延びているので展望塔と呼んでいるそうです。水上5メートル位のところを長さ100メートルくらいの橋が架かっており、その先に円柱状の筒が水中まで埋め込まれていて、中のらせん階段を下りていくと水深5メートル付近までを室内から観察できるというわけ。スキューバーダイビングをしなくても水中の様子が見られるのです。

   

公園入り口付近で料金を払い、そこからは歩いていくもよし、シャトルバスを利用するもよし。歩いても大した距離ではありませんがせっかくなのでちょっと変わった木製のバスに乗せてもらいいざ海中展望塔へ。

ものの2,3分で到着するもそこからが長かったです。展望塔内に入れる人数はせいぜい10名程度。中にいる時間に制限はありませんから皆入ったまま見入ってしまって出てこない。出てこない事には次の人は入れないので橋の上に長い列が出来るのです。今日のところは20分待ちくらいでした。しかしその橋の上が寒い事寒い事!沖縄ですから気温こそ高いですが、今日の強風ときたら驚くほどで、横風をもろにくらってしまうと真直ぐ歩けないのですから...。そこで20分は結構な忍耐が必要です。

そしていよいよ自分の順番が来て階段を下りていくなり目に飛び込んでくるのは丸いガラスに頭を突っ込むように夢中になって水中を見入る大人の姿。そしてその理由が自分にもすぐに理解できるのです。なるほどスキューバーダイビングってこういうものかと。

水族館ではないですよ。飼育しているわけではなく、自然な魚達がおびただしい数泳いでいるのです。水中写真なので正しい色が表現できておらず申し訳ないのですが、海水魚を飼っていた私からすると、ペットショップでしか見た事がなかった珍しい種類の魚達がアレもコレもいくらでも泳いでいるのです。ハリセンボンって本当に自然界にいるんだ!みたいな。

直径30cmくらいから見るこの景色、いくら見ていても全然飽きないんです。水族館と違って水槽の中で飼育している魚が決まっているわけではありませんから時間が経つとまた違った魚が顔を出したりして。気がついたら一緒に入った人達は皆入れ替わっていて、結局のところ私が一番長くいた感じでして、後ろの人達に迷惑をかけていたのは私だったというオチ。いやぁ、こういうところで夢中になってしまう大人に悪い人はいないと思いますよ!

しかしこの感動と刺激はまずいですね。自宅でここ数年止めていた海水魚飼育をまた始めてしまいそうな予感がします!

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