Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

横浜サイクルスタイル2017(1)

By
All Photo by inos

 

昨日訪れた横浜赤レンガ倉庫。サイクルスタイルというイベント自体参加するのは初めてでどんなものか理解していなかったのですが、WEBの情報によれば各サイクルショップが代表的な自転車を持ち込んでおり会場内特設コースでの試乗が出来るとの事。またサイクル アパレルショップが集いウェアやアクセサリーの即売会なども行われているというので見るだけでも楽しめそうだなと。

いかんせん、思いつきからの行動だった為会場到着が15時半を過ぎており、試乗を繰り返すにはいささか時間が無く今回は各ブースで穴が空くくらい実車を眺めながらショップスタッフの方とお話する事に専念しました。

予想外だったのはこのイベントに展示される車両は私好みの小径車が多かった事。近年は自転車と言ったらロードレーサーがメインで小径車というのは物好きなファンが乗るもの...という印象が強く、こうした自転車イベントでも軽自動車が買えてしまいそうな価格帯のロードレーサーが並ぶ事が多いのですが、このイベントはなぜか小径車。とてもワクワクしました。

 

最初に目に付いたのがRENAULT MAGNESIUM 6とMAGNESIUM 8。14インチタイヤにマグネシウム製フレームを組み合わせ約7kgに収めてきたトレンクルキラー的注目モデル。びっくりする事にこれでお値段6万5千円程だと言うのですから、トレンクルの約30万円はいったいなんなのか...。

各部のディテールを見ていくと結構本気な感じで作られている事が分かり、前後ともVブレーキだったりするところが憎いですね。チェーンガードも装備されていますからズボンの裾が汚れる事もなさそうですし、MAGNESIUM 8にはディレーラーガードもついていて歩道の段差で擦るような事も避けられそうです。小径車は想像以上にこれらのパーツが低い位置に着いているので結構気を使う部分なんですよね。

 

MAGNESIUM 8は上記MAGNESIUM 6の変速付きモデルとも言うべき存在ですが、タイヤが16インチである点が大きく異なるのと、一見同じに見えるフレームもこちらの方がややロングに設計されておりホイールベースが長くなっています。勿論スプロケット分だけフレームのエンド幅も広くなっています。それらを見るだけでも走行性能重視で設計されている事が分かりますね。

リアディレーラーはSHIMANO TOURNEY RD-FT35というもののようで高級なモノではなさそうですが見るからに軽そうです。何気にクランク周りに目を移すとチェーンリングとポストの間に黒いプラスチックのパーツが...。多段化した小径車オーナーなら分かると思いますがこれはチェーン外れ防止用ガードですね。小径車はホイールベースが短い分おのずとチェーンラインに無理が掛かり、内側のギアに変速した際はチェーンが外れやすいのです。私のトレンクルもそれへの対策として工房赤松さんのワンオフパーツを装着していますが、このMAGNESIUM 8はそれが始めから付いているようですから良く研究されているのだと思います。

これで重量約8.5kg、7万円程だというのですから恐れ入ります...。

まあマグネシウムという特殊な素材の耐久性が気になるところではあります。車のホイールでもマグネシウム製は軽量だが酸化しやすいという欠点を持っている事で有名ですから、表面は塗装されているにせよフレーム内部がどう劣化していくのか。もしその点が上手くクリアー出来るなら今後他の自転車にも取り入れられる可能性はありますね。ただチタン同様に加工が難しい素材らしく、素材調達と加工の関係で既に年内の納車は出来ないそうで今注文しても2018年まで生産が追いつかないそうです。

ブースを離れようとしたところ下の写真のようなものを発見。車両自体はULTRA LIGHT7なので先ほどのMAGNESIUM 6のアルミフレーム版ですが、気になったのはそのタイヤカバー。なるほどこれは欲しいですね。自転車を折り畳んで車に載せるにしても汚れたタイヤのままでは抵抗がありますし、かといって電車移動でもないのに輪行バッグに入れるのも面倒なので。こんなタイヤカバーがあるなら同じ14インチのトレンクルにも使えるでしょうから1セット購入しても良いかもしれません。

 

コメントを残す

*
*
* (公開されません)