Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北海道の真ん中のほうへ (2)

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All Photo by inos

富良野と聞いて連想するものは何かと尋ねたら、たぶん一番多くの回答がこのドラマのタイトルじゃないかと思います。 「北の国から」 は1981年から放送されたTVドラマ。これだけの名作が映画ではなくTVドラマという点は意外といえば意外ですが、そこがまた良い気もします。

私も随分昔に過去放送分をすべてビデオで見ました。結果的に最終作となった 「2002 遺言」 の放送にあわせて過去分を全て振り返ったので、それでももう15年も前の事になります。時代を超えて日本を代表すると言って過言ではないとても良いドラマですね。

そんな 「北の国から」 を象徴する建物がこの五郎さんの石の家。私にとっては富良野に行く目的はここにアリ!というくらい象徴的存在です。

TVドラマのセットとはいえ、これを造るのに相当手間暇掛かっているのはパッと見で分かります。普通TV用のセットなら見えない裏に回り込めば無骨なベニヤ板や空洞だったりするわけですが、この家は全部が本気で造られていますからね。

「89年 帰郷」 のストーリー内で建てるシーンが出てくるという事は実際に造られたのはその1~2年前と考えて、丁度今から30年前という事になります。それ以降雨風に耐えながら今に形を残しているわけですから耐久性からしても本物の家と同等ですよね。1メートル以上降ると言われる雪対策はどうしているのでしょうね?

   

「冷蔵庫はものを凍らせないためにある...」 と名言が残されているように、確かにこの建物を見る限り北海道の寒さを凌げるような造りにはなっていません。窓は少なめとはいえ薄いガラス1枚ですから石の壁の事も考えると冬はしんしんと冷えそうです。薪ストーブがあれば暖かくなるもんなんでしょうかね。隙間風だけでも寒くて夜はぐっすり眠れそうにありません。

室内は靴を脱げばロフト部分以外には上がることができます。丸いちゃぶ台の前に座ってみるもよし! ただ中に入ってみると外観から想像する以上に老朽化が進んでいる印象で、テレビのストーリー上そういう古さを演出しているという点を差し引いてもさすがにもうセットとして使うにはいろいろ無理があるのかなぁそんな印象を受けました。同時にもうあのドラマに続編が無い事が悟れてしまうのが悲しい...。

今回私は初めてこの石の家を見たわけですが、想像していた富良野の草原の丘イメージとはだいぶ違っていて、かなり山奥に建てられていたという事実にも驚きました。穏やかな丘の奥のほうに建っているわけではなかったのですね...。

この後次の目的地へ移動。

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