Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北海道短期集中観光 2017.9(4)

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All Photo by inos

往復の移動時間や天気の事を考えるとこの日が本番とも言える北海道観光。2日目は早朝(と言ってもたかが7時で日は高い)から行動と意気込んで向かった先は能取岬。網走の見どころの一つらしいこの岬、周囲は牧場だったりして緑の中にポツンとおしゃれな灯台が立っています。

緑の中にベンチが点々と設置されていたりしてこれが東京近郊にあったらぜったいデートスポットの一つとしてカップル達が海を眺めるんだろうな...ってなことを連想させますが、この日は朝早かったからか、強風が吹き荒れていたからなのか、観光客が時々訪れる程度で殆ど人がいませんでした。私はこのモダンな感じの灯台が好きですね。ちょっと日本ぽくないというか...。

 

灯台の手前は林の中を真直ぐな道が続いていて、こんなふうに車を停めて写真を撮っていても交通に影響がないのは北海道ならでは。そしてその付近で偶然見かけたキツネ。私生まれて初めてキツネをこの目で見ました。動物園ですら見たことが無かったので写真や絵の中の架空の動物...くらいな存在だったわけで。

車で走っていたら道路脇の歩道を歩いていたので慌てて停止しそろりそろりと近づいてパシャ! 当然レンズを交換している余裕などありませんから常時付けっぱなしの40mmで撮影。確かキツネって見た目は可愛いのに案外凶暴な生き物だったと記憶していたので愚かさないよう注意しました。想像していたよりずっと可愛いかったです。ちょっとひ弱な柴犬みたい。

これにて相当テンションが上がりましたね! 北海道感が一気にMAX。前日は高速道路をひたすら走るばかりでしたし、網走監獄も博物館なのでピンポイントで見ている限りは北海道感とはちょっと違う。でも自然のキツネは他ではなかなか見られないわけで、初めてのキツネが北海道の本場?で見られたのはラッキーでした。

 

会館時間の関係で昨日は訪れることが難しかった ”オホーツク流氷館”。山の上に位置するため展望台にもなっており辺りを一望できます。ここは朝8:30から営業しているところがありがたいですね。この日の行動スケジュールはこの時間に合わせて組み立てました。

建物の目の前にある庭にはラベンダーらしき花が奇麗に咲いていましたが確かラベンダーの旬は7月くらいだったはずで、9月中旬の今咲いているという事は別の品種でしょうかね。6月に訪れた富良野ではラベンダーはまだ咲き始めだったのでこれが本物ならラッキーその2という事になるのですが。その奥に咲いていたサルビアとマリーゴールドは私にも分かる定番ですね。

 

館内に入ると説明員のお姉さんたちがやたらと優しくてとても居心地の良い場所と感じます! いえ、こういう施設ですから普通といえば普通なのかもしれませんが、どうも今回北海道に来てからお店の店員さんとかレストランで働くおばちゃんとか皆がツンツンしていて冷たい感じがしていたのでようやく人間的対応を受けたというか...。

そして説明された巨大な冷蔵庫。マイナス15℃に管理されており中には本物の流氷が保管されています。入るにあたって防寒着を貸し出してくれますが長野出身で寒さには慣れている!と薄着のまま強気で入室。2分後には半べそで出てくることになるのですけど...。

入口で希望者には濡れタオルが手渡されます。「入室したらぜひ振り回してください」と言われたので寒さ対策に体を動かす意味でも本気でぶん回したら20秒くらいでカチンコチン。バナナで釘が打てる...というのもここなら実現可能でしょうね。

しかしこれでマイナス15℃。網走の冬はマイナス30℃って...想像つきませんね。そしてここで昨日の監獄が頭に浮かびました。確かあそこには暖房の無い独居房もあったなぁと。

 

これも北海道でしか見ることの出来ない謎の生物 ”クリオネ”。昔仕事の同僚が北海道に行ってきたお土産にとクリオネのガラス細工をもらったことがありましたが、今回実物を見たらもうそのままでしたね。ガラス細工の再現性が凄いというか、逆にガラス細工のような生き物なんだなと。

普段こうしたブルーの水槽を見慣れているアクアリストからすると、これは飼ってみたい! と咄嗟に考えてしまいますが、一般的な海水魚や熱帯魚は25℃程度の温水をキープするのが基本、しかしクリオネはどちらかというと凍り付きそうな低温をキープしないといけないんですよね。だいいち何を食べて生きているのか...プランクトンでしょうね。しかしそんな水温でプランクトンって生きていられるのか?

そしてクリオネと同じくらいのインパクトで目に留まったのがフウセンウオなる可愛い魚。黄色やゴマシオ模様のピンポン玉みたいなルックス。これも冷水魚なわけですが調べてみたら時々アクアリウムショップなどに入荷することもあるそうで一匹1~2万円もするのだとか。当然水温管理は大変でしょうからペットとしての飼育は難易度高いでしょうね。

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