Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

新しいレンズへのアイデアに期待したい

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All Photo by inos

SONY α7RIIIですか、本日急に発表されました。Appleの新製品のように発表前から情報リークがない分オフィシャルな情報にワクワクしますね。

私が愛用するα7RIIの発売が2015年の夏ですから2年の沈黙を破り新型の登場ということですね。しかし私の率直な感想は、それだけ長いブランクがあったわりには驚くような進化が感じられなかった...といったところ。

勿論後発モデルですから通り一遍の性能向上は計られているのですが、どれも明日の写真歴史を左右するような進化には繋がっていない気がしました。ちょうどそれは近年のスマートフォンの新製品発表に通ずる感じ...。

秒間5コマが最速だったRIIに対しRIIIは2倍の10コマ撮れます!と言われても、本当にそこを求めている人がどれだけいるのだろう...という気がしなくもないです。少なくとも私みたいなスナップ or じっくり運用では連写機能そのものが不要ですし、AFさえセンターのシングルでOKなので、所謂定量化されやすい最新のテクノロジーにカメラの魅力は感じないわけで...。まあ確かに ”ピクセルシフトマルチ撮影” なんてのは少し気になったりもしますけど。

現在α7RIIを使っていて改善されたら良いと思うポイントは、

1.EVFの解像度と階調性。(レフ機の代わりにするなら今の4倍くらいの解像感がほしい)
2.サイレント撮影時のローリングシャッター現象(機械シャッターを使わないと動体像がゆがむ)

くらいのものです。この2点は仕上がりに直結するので今後の性能向上に期待したいところですが、どちらもデジタルな話なので時間の問題ですね。

そんな事より私の個人的な意見としては、もっと持ち運びのしやすい小さく明るいズームレンズを開発してほしいですね。単焦点レンズしか持っていない私としては、その写りには満足しているもののやはり旅行やイベントで不自由を感じているのも事実。かと言って24−70mm F2.8などというズームレンズの中では明るいとされるモデルとなるとカメラボディよりも重たく大きくなってしまい、今度はカメラそのものを持ち歩かなくなってしまう。逆に軽いレンズを選ぶと途端にF4なんて暗いモデルしかなく、パンフォーカスなら良いけど...ってな写りしか望めない。

ズーム比を欲張るからレンズは大きくなってしまうわけで、いっそ割り切って2倍ズームだけど明るいよ!ってモデルを開発してほしいですね。例えば24−50mm F2.8とか35−70mm F2.8とか。3倍ズームじゃなく2倍ズーム。だから24−70mmの2/3のサイズで実現できました!的な。

需要を考えるとどうか知りませんが、そういうズームレンズってどこのメーカーも出しませんよね。猫も杓子も24−70mm F2.8ですよ。それでスペック比較とかしていても幸せになれないと思うのですが...。さらにレンズ内手ぶれ補正機能を搭載するものだからどんどん鏡胴は大きくなり、フィルムカメラ時代とスペック的には同じでも大きさ1.5倍!みたいになっている。手ぶれ補正に関してはセンサーシフト式5軸補正がカメラ側に入っているのでレンズ側に搭載する必要ないんですよね。

24−50mm F2.8レンズ内手ぶれ補正無し! フルサイズ対応世界最小最軽量ワイドズームレンズ、ソニー純正じゃなくても良いのでSIGMAとかTAMRONとか頑張ってもらえませんかねぇ。と思っていたら今回α7RIIIと同時に24−105mm F4ズームも発表されましたね...。あの、ですから高倍率ではなく低倍率が欲しいんですけど。

カメラが頭打ち(というか現行機種で満足)なら、次はレンズ開発へのアイデアではないでしょうか。

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