Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ちょうど良い時に生まれた

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All Photo by inos

Leica IIIfを使っていると現代のカメラがいかに便利に出来ていて、逆に言うと ”カメラが撮ってくれている” のかを実感します。

IIIfはもう60年も昔のカメラですから、操作の全てを人間が行うフルマニュアルですし、操る順番すら決められていて、フィルムを巻き上げる前にシャッター速度は決められません。勿論 ”露出計” なんて内蔵されておりませんから目視にて露出を決定します。目見当では不安だというのなら以前ご紹介した ”iPhone用露出計アプリ” を利用すれば良いでしょう。ネガを使う限りは大きく外れる事はありません。

何かの記録目的で間違いの無い写真が撮りたいのなら最新のデジタルカメラは安心ですが、RAWデータからデジタル現像を行うのとは違った、撮る行為そのものに情熱を注ぐフィルム撮影は、今や ”逆に” 趣味性の高い写真の楽しみ方になりました。

デジタルで楽しむ写真とフィルムで楽しむ写真、近からず遠からず...というのが私の正直な感想で、特にそれは著名な写真家の写真展に足を運んだ時に感じる事が多いです。どちらかではなく、共存するから面白い。今はそんな贅沢な時代です。

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