Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

東京モーターショー 2017 (5)

By
All Photo by inos

ふむふむ、ここにも目立つ車が展示されてる...と思ったら、驚く事にその車はナンバープレート付き! え、そんなハズ無いでしょと2度見しましたね。でも装着されているのは本物のナンバープレートでした。スタッフのおじさんが「ナンバーとれちゃいました」と言っていたのがまた面白かったです。

これが公道を走っていたら流石に驚きますよね。まあ公道を走るとしたらどういう目的でどんなところを!ってシーンを想像してみてもピンと来ませんけど。箱根ターンパイクの路面の良いルートですかね。信号待ちはどう考えてもおかしい!

IKEYA FORMULAという会社はフォーミュラカーの金属パーツやコインパーキングの部品を製作する技術志向の企業らしいですが、この仕上りは凄いですね。大手クルマメーカーが造ってもこれまでじゃないかと思うくらい見た目の完成度が高いです。

 

そりゃ子供だって身を乗り出して写真を撮るでしょう。自社製作とは言え製作コストはべらぼうに高そうです。各パーツは有り物を流用するのではなくミッションまで自社開発だって言うんですから恐れ入ります。ナンバーが取得できたという事は強度試験などもパスしているのでしょうから見た目だけじゃなくそれに見合った中身を持ち合わせているという事です。

サーキットのピットに停まっているのが自然な車を公道で見かける違和感、そこを楽しめる数少ない車かもしれませんね。

こんなふうに夢や情熱を何とか形にして現実のものにしようと努力する会社がある一方で、今年の東京モーターショーはバーチャルな体験コーナーがあちこちにありました。言うならばそちらは現実から夢の世界へ...。

実車の展示にもそれなりの人集りは出来るのですが、それよりもこうしたVR体験コーナーのほうが圧倒的人気で常に順番待ちの列が出来ており、中には早々に「本日の予約は締め切りました」と訴えているブースも。

ゴーグルを付けた参加者はもうスタッフの言いなりで端から見ていると遊ばれているようにしか見えないですが、集中している本人はさぞ楽しいのでしょうね。しかしこうしたブースがあまりに多くて、もはやモーターショーなのかIT機器展なのか区別がつかなくなってきています。出展ブースの名前もこれまで車とは縁がなかったような企業が参加するようになり、いずれゲームショーもITショーもモーターショーも同じような企業が並ぶようになるのかな? そんな事を感じましたね。

古い車でも操る事に楽しさを感じている私のような人にとって、この進化の方向に嬉しさ以外の複雑な感情を抱いたのは否定できませんでしたね。

 

コメントを残す

*
*
* (公開されません)