Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ガラスを吟味する

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先日ぶらり吉祥寺散歩の際見つけた一輪挿し。私的にガラス製品には2つの相反する魅力があって、

1.機械形成によって作られた、薄く透明度が高く硬質なもの。
2.手吹きによって作られた、厚みに均一性がなく軟質なもの。傷がつきやすいが形状に個性がある。

機械形成は高温で処理されるためか硬く傷がつきにくい特徴があって、精度高く薄型化が可能なので透明度が高く見た目に美しいです。既製品で売られている多くのガラス製品は機械形成だと思います。それがもしアクリル製品だとばらつきこそ少なく作れても素材が柔らかいので乾いた布で拭いたりすると途端に磨き傷がついたりしますね。

手吹きガラスは機械形成に比べるとあらゆる面で精度が低く、比較的厚みがあるため気泡の混入なども避けられませんし透明度にもムラが出ますが、それも含めて手作り感から受ける個性豊かな形状に最大の魅力があります。沖縄の琉球ガラスなどもこれに属すると思います。機械形成に比べると素材そのものの硬度が低く傷がつきやすいという弱点はありますけど。

今回はそんな手吹きガラスの一輪挿しを購入しました。一つ一つ微妙に形が異なりますから、サボテンの水耕栽培用途という点を重視して瓶の口の形状が一番整っていた茶色をチョイス。サボテンもだんだん大きくなってくると安定性が重要だと分かってきたのでスクエア形状のこの瓶は良さそうだな!と。帰宅して実際にサボテンと組み合わせてみたところ緑の多肉と茶色の瓶のカラーバランスの悪さに選択を間違えた!と気づいたのですが、まあ他の用途でもいろいろ使えますよね...。

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