品川にそびえ立つビルからビルを15分くらいで行ったり来たりしながら仕事をしている私、春めいてきたと言ったら大袈裟ですが幾分暖かさを感じるようになったのを良い事に屋内のコンコースを使わず外の空気を吸いながら歩いていると、視界に入るより先に2匹のカラスの鳴き声が聞こえてきました。その近辺ではよくある光景なので何も気に留めることなく通り過ぎようとしたのですが、横断歩道の向こうからも同様の鳴き声が。

よく見ればそこにはアジア系の親子が立っていて、小学校1年生くらいの女の子が空を見上げながら「くゎーくゎー」とその鳴き声を真似していました。何かびっくりさせてやろうみたいないたずら意識は感じられず、ただその鳴き声だけをそっくりに真似している．．．。とても可愛い光景でしたね。

その直後、一緒にいた母親に何やら凄い勢いで「〇※▽％＊☓＃。。＆＃△～◇※！」と怒られると途端に子供は静かになりました。きっと「うるさいから静かにしなさい！」みたいなことを言われたのでしょうね。

私にはその光景が結構強く目に焼き付いていて、自分が子供だった頃のことを思い出しました。昔の子供ってこんな感じだったよなと。スマートフォンを覗き込む子供をもし現代の子供と呼ぶなら昔の子供ってこんな感じだったよなと。