Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

噂を聞いて早速見に行った

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All Photo by inos

CIBONEというイケてるインテリアショップは青山の目立たないビルの2Fに位置します。引っ越しでもするのならこうしたショップに足しげく通うのも頷けますが、どうしておまえが各地のショップ巡りをしてるのさ!と言うなかれ、面白いものが沢山あるからですよ! 買うのもよし、アイデアや技術の肥やしにするもよし...。

今回このショップを訪れたのはほかでもなく、”alcarol” というブランドのちょっと変わったテーブルが見てみたかったから。どうですかこのインパクト! ウッドベースのテーブルながら両サイドは透明の樹脂でできておりその中は本物のモスがそのまま標本になっている。

話によると水の中に沈んでいた木を引き上げ、そこにくっついていたモスはそのままエポキシ樹脂で固めテーブルの形状に加工した後バフ仕上げをしているのだそう。同様の手法による虫食いテーブルや、木の根をそのまま封じ込めた椅子などもあって斬新なデザインに一瞬で心を奪われます。

 

不思議なのは、これだけ複雑な形状の素材なのにどこにも気泡が入っていないこと。よほど粘度の低い樹脂を流し込むのでしょうが、仮に水だとしても木の根をその中に投げ込んだらどこかしら空気が抜けきらなくて気泡が残りますよね。この作品にはそれがないのです。

それからモスに関しても疑問が一つ。見るからに生きているようなグリーンを保ったモス、もともと水中から引き上げたモスなら水を多く吸っているのでそのまま樹脂で固めることは出来ず完全乾燥させてからということになると思いますが、そうすると今度はモス自体が枯れて茶色くなってしまいそうなところ瑞々しさを保ったまま固められている。少しでも水分が残っている状態で固めたらそれこそ蒸発して気泡になるでしょうし...。

まあいずれにしても我が家にこんな会議室用!みたいな巨大なテーブルは置けるはずがないので購入することはありませんが、ソファーとセットで使えるような洒落たデザインの小さめサイズのものが輸入されたら心が揺らぐかも。

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