Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

車のオートマとマニュアルのような

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All Photo by inos

肌寒い1日でしたが、少しでも日差しが望める休みならトレンクルの出番です。わざわざちょっと離れたアクアショップまで足を伸ばしてのお買い物。自宅を出て間もなくして少しコワモテのおじさんに声を掛けられました。「写真を撮ってもらえませんか?」と。

観光地などでは良く写真撮影を頼まれたりするのですが、自転車に乗っているところを止められたのは初めての事です。「写真撮ります!」と顔に書いてあるのでしょうか...。でもこういうのすごく嬉しいので喜んで引き受けます。伏見稲荷神社入り口にお粧しした女の子と両親、七五三でしょうね。

「はいはい、じゃあそこに立ってこちらを向いて、あ、皆さんもうちょっと左に寄ってもらえますか...そうそうそういう感じで」そんなやり取りの後、パシャ!。記念写真には絶好の曇り空。女の子の顔もソフトに写ったでしょうね。今日の写真をパソコンの画面で開いた時、あそこで一歩ずつ左にズレてもらった意味が分かってもらえると嬉しいです。神社の入り口に掲げられた ”七五三” の文字がさりげなくフレーミングされている事に..。

最近ではこんなケースで手渡されるカメラにフィルムが使われているものは殆ど無くなりました。逆に、携帯電話のカメラということも少ないのですが、多くの場合ポケットに収まる程度のコンパクトデジカメです。今は一眼レフデジカメに採用されるような大型イメージャーを搭載したカメラが各社から続々と登場していますが、やはりカメラ自体が大型になるため、荷物と意識せずに持ち歩け、そこそこ奇麗に撮れるという意味では手のひらに乗る程度のコンパクトデジカメが最適なのでしょう。

私が写真好きという性格からか、どんなカメラを買えば良いか相談される事もしばしばあります。そんな時、昔ならその時代の最新機種の中で、大きさや使い勝手や価格のバランスなどをアドバイスしたりしていましたが、近頃では具体的な機種を取り上げるのが難しいと思っています。性能や画質がピカイチでも持ち歩きに不自由したり、私が愛用するSIGMA DPのように、そこそこコンパクトで一眼レフ並の画質が手に入る機種でも、動き回る子供を撮るようなシーンには全く適さないものもありますから、使う人の用途によって適材適所ということになります。

例えば今日のように、通りすがりの人に撮影を頼むような場合には、誰が撮ってもそれなりの結果が残せる安定性が求められるでしょう。趣味の写真と、記録として残す写真は、必ずしも使う道具が共通では無い事を最近感じます。

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