先日iPhone用アプリに面白いものを見つけたのでインストールしてみました。音響機器を得意とするYAMAHAがリリースしている ”Chord Tracker”。

こういう時代ですから、スマートフォンで音楽を作るとか録音するとかそういったアプリは珍しくなく、一昔前と比べたら楽曲作りのスタイルというのも随分変わったのではないかと想像しますが、このChord Trackerはそういった制作ツールではなく、手持ちの音楽データからコードを読み取り表示するアプリ。

ギターを弾く人は分かると思いますが、自分の好きな曲や気になった曲をいざギターで弾いてみようと思うと始めに知りたくなるのがコード進行。耳だけでコピーしてコードを聞き取る事が出来る人もいますが一般的にはコード進行を知りたくてWEB検索をかけるとか、TAB譜を購入したりすると思います。

ただこのアプリがあればもうそんな煩わしい準備とはオサラバ。iPhoneに入れているお気に入りの曲にこのアプリからアクセスし3秒ほどサーチさせればパッとコードが表示されます。それだけでもかなり驚きなのに、画面下にはTAB譜も表示され更には音楽再生と共にリアルタイムに表示が切り替わりますからスクロールする手間も表示を切り替える手間も要りません。

そしてCapoにも対応し、例えばCapo2に設定すればFmはEmとして表示が切り替わり苦手なコードを使わずに弾く事が出来ます。ギター練習アプリらしく実際の曲に合わせて反復練習が出来るよう、A-B間のループ再生も実現しており、Bメロだけ何度も練習したい！なんて要望にもすんなり応えてくれます。

これだけ出来て無料．．．。私が若い頃にこんなアプリがあったら今より少しはギターが上手くなっていたんじゃないかと今の学生を羨んでみたり。