Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

目的地の無い写真散歩

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All Photo by inos

品川で面白そうなイベントがある事は知っていましたが、せっかくの休みなのにいつも仕事をしている最寄り駅に向かうのもちょっとアレだし...という事で、行き先を決めぬままひとまず都心方面へ電車に揺られる事数十分。それでも目的地が定まらない為、いっそ山手線に乗って居眠りし、目が覚めた駅で降りよう...そんな事も考えましたが結局のところ散歩コースに設定されたのは歩き慣れた東京駅でした。

長らく続いていた東京駅丸の内方面口の大規模工事がいつの間にか終わっていたようで、広大な敷地がそのまま東京駅の庭のように開けて素晴らしい解放感。真夏の日差しが降り注いだ午後には真新しく真っ白な地面の照り返しが眩しくて、その感覚はちょっとした観光地にでも来たみたい。

さほど用事もないのにわざわざ都心方面へ向かった理由は、先日α7RII用に購入したレンズ ”TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD” を昼間じっくり使ってみたかったから。

WEBを見ているとカメラやレンズを購入した人が ”テスト撮影” と称して画像をアップしていたりしますが、私にはテスト撮影なんてものはなくていつだって本番です。本意ではないものにレンズを向けて出てきた結果にうんちくを並べる時間があったら自分が撮りたいものを探しに出かけるのが私のポリシー。評論家が仕事なら話は別ですが。

ただ、このレンズの評価みたいなものを期待してここを訪れてくれている方もいるようですので少しだけそこに触れるなら一言で ”よく写るレンズ” です。α7RIIの8Kセンサーを十分使いきるだけの光学性能です。でもやっぱり大きく重いです。同スペックの他のレンズと比べたら小さく軽いと言われますが比較論ではなく実用性を考えると間違いなく一眼カメラを持ち出す事を躊躇するサイズ感です。でもこれ1本付けていけば大抵のものは撮れる安心感はありますね。

マウントアダプターとニコンのマニュアルレンズを使い続けてきた私にとってこのレンズは未来の道具を手に入れたようでまだ全然体に馴染んでいませんが、このまま使い続ければそのうち自分の手足のように扱える日が来るでしょうか。

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