Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

CP+でプラスと感じた事 2023(3)

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All Photo by inos

今年のソニーブースも例年通り真っ白なブース。InterBEEの時の黒のトラス構造やウッド調よりも私的にはこのホワイトカラーのほうが清潔感が感じられて好きです。Canonブースに負けず劣らず巨大なブース。

世の中にα7の初代モデルが登場した頃は「交換レンズが全然無いからね〜」なんて話をよく聞きましたし、事実サードパーティーメーカーの互換レンズの力を借りなければ欲しい焦点距離のレンズが無かったのですが、今やEマウントレンズは各社ミラーレス一眼の中で世界シェアNo.1になりましたね。

純正レンズだけでも確か70本近いバリエーションがありますが、サードパーティレンズメーカーのものを合わせるともう数えきれない規模感。世の中それだけソニー製ミラーレス一眼を使っている人が多いという事でしょう。

時々一緒にお仕事をさせて頂く鈴木裕介さんのライティングセミナーは黒山の人だかり。鈴木さんは説明も上手いですしスタジオ撮影はその名の通りプロですから、成果物を見せるだけで説得力があるんですよね。動画メインのカメラマン出身と言えどスチル撮影も1級ですから注目を浴びるのは当然ですね。

今回ニコンブースも真っ白でソニーブースの隣でしたから印象がかなり被っていましたね。ニコンの面白いところは ”売れるものを作る” だけでなくカメラメーカーとしての挑戦が感じられるところ。数年前のCP+ではNIKKOR Z 58mm F0.95 S Noctなるレンズを展示し、夜空の星を2秒露光で写すという遊び心を見せていました。さて今年は?

ニコンブースの今年の目玉はやはりこの光の中にありました。事前に情報公開されていたため皆がここだけは見てきたんじゃないでしょうか?

Z9? 確かに凄いセンサーを搭載したカメラではありますが今回の注目はそこではなかったです。

やっぱりこれでしょう? 仕事よりも趣味で写真を楽しむ人なら誰もが知るZfc。これまでのシルバーボディーにこのタイミングでブラックボディーが追加されました。

このボディデザイン、私もフィルムカメラ時代にはNewFM2を愛用してきましたから非常に親近感があります。FM2のデジタルモデル!って言っても過言では無いくらいNikonロゴの書体まで同じですからね。

当時のFM2にもシルバーボディとブラックボディーがあり好みの分かれるところでしたが、マニュアルカメラ愛好家の方はどちらかというとブラックを好む傾向があり、それを狙っての事かどうかは知りませんが今回Zfcシルバーボディから1年半遅れでブラックの登場と相成りました。このリリース展開はどこかライカに似ているような...。

ただこのカメラ、一つだけ残念なポイントがありまして、それがAPS-Cセンサーだという事。そう、フルサイズじゃないんですよね。フルサイズだったら購入してしまいそうな仕上がりなのに(ほんとか?)。手持ちのニコンFマウントレンズをマウントアダプターで装着可能だと思いますが、その際も35mm換算焦点距離が全部1.5倍になっちゃいますからね。ちょっと残念じゃないですか。

ニコンの事なのでまた2年後くらいに今度はフルサイズセンサー搭載モデルをリリースしてきそうな気もしますけれど。

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