スマホ片手にスターバックスに入るより、私的には街のショーウィンドウを眺めている方がワクワクします。

計算し尽くされた本格的なデパートのそれよりも、個人商店とか裏路地にひっそり佇むようなショップが好きだったりします。ただ多くの場合私には無関係なアパレルショップが多かったりするのですけれど。

ファッションの世界では ”差し色” という言葉がよく使われますが、あれはよほどオシャレに気を使っている人でないとコントロールが難しいというか、仮に配色の観点から絶妙なカラーがチョイスできたとしても普段からそういった気遣いと着こなしが出来ている人でないと ”お前なんで今日気取っているんだよ” っていう具合に、不自然な主張が際立ってしまって、環境に溶け込む方が難しいです。

ショーウインドウってそういう意味で参考になる部分が多く、いつもよりオシャレに見えるけど嫌味な感じがしないとか、色と形の組み合わせや並べる順番、奥と手前で存在感を変えてみたり。規模に関わらず空間デザインって面白いなって思うわけです。

赤に目が止まり、ブルーや白の清潔感を味わい、目立たないが必要となるアイテムをカーキで落ち着かせ、奥には忘れられない程度に傘を忍ばせて．．．。100点に近いな！と思って足を止めたのですが、なぜここまでこだわれるお店のショップ名をシンメトリーにセンター配置しなかったのか、それだけが逆に気になったり。