Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北海道短期集中観光 2018.8(3)

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All Photo by inos

2日目の朝、晴れないまでも降らない...くらいの天気予報に希望を抱き、早朝はホテルのフロントマンからのコールで目覚めました。

そう、本来の予定では2日目は朝からフェリーに乗り利尻島に上陸後、原付バイクで島を一周するつもりでおりました。なので高波でも船が出る事!、原付バイクに乗るので雨が降らない事!、この2つが絶対条件であり、その日船が出るかどうかをまずホテルから朝6時に連絡をもらうことになっていたのです。

しかし温帯低気圧に変わったとはいえ台風の影響は私にとって大きなもので、船こそ出航したものの止む気配のない雨に今回の島めぐりは断念せざるを得ませんでした。

日本なのに日本ぽくない山、それが利尻富士。せめて稚内から海の向こうに見る事くらいは出来るかと思ったのですが、話によれば晴れの日ですら雲がかかって見えない事が多いらしいです。幻の山ですね。北海道土産でおなじみの ”白い恋人” の缶の真ん中に描かれている山と言えば皆ピンと来るんじゃないでしょうか。あの山は実在するのです。

というわけで2日目は少しの寝坊が許されて朝は8時くらいからの行動。霧雨の中でも堪能できる場所を巡る他に選択の余地はなく、早朝でも確実に見られる場所をピックアップしてありました。上の長いトンネルのようなものは ”北防波堤ドーム” と呼ばれる少し変わった形の防波堤。勿論海の波から身を守る目的で作られたものだと思いますが、一般的な防波堤と違いドーム...というか屋根付きなので波だけでなく雨風もそれなりに凌げます。昔はここに到着する船と電車への乗り継ぎのための連絡通路のような使い方もされていたそうです。

しかしこのドームだけ見ているとどっしりしていて凄い安心感なのですが、実はこの壁の外側(写真で言うと右側)には荒波がざぶんざぶん押し寄せていてちょっと怖かったです。天候の影響で波が高かったこともありますけどね。このドームは全長400メートル以上あると書かれていましたから相当な長さです。

こちらは稚内駅の外にあるモニュメントみたいなもの。”日本最北端の線路”。実際に使われている線路は勿論駅構内で終わっており砂利が掛けられていますから電車が駅の外まで走ってくる事はないわけですが、その線路をそのまま駅を突っ切る形で外まで伸ばす事で誰でも日本最北端の線路を見る事が出来るように工夫されているのです。ですから駅ビルの中にも足元には線路がずっと伸びていました。

確かに最北端の...と書かれると少し考え深いものがありますね。九州から続く線路の最後がここまで伸びてきているのだなぁと。あまり関心を示す人は少ないのかここを写真に撮っている観光客は私以外おりませんでしたが。

錆びた色合いがかっこよく見えて何の漁船とも知らぬまま写真に撮っておきました。実はこの船が停泊している目の前が稚内副港市場であり、私はそこで朝ごはんでも食べようかと行ってみたのですがどうやらオープンは11時のようでランチタイムから利用できるようです。駅ビルの中にはマクドナルドなどもあって朝からオープンしていましたが観光地まで来てマックもなかろうと、旅の途中で気の利いたお店との出会いに期待して空腹を抱えたまま宗谷岬へと向かいました。

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