今日から札幌で仕事をしておりますが当ブログでは北海道観光ネタは続きます。
宗谷岬、言わずと知れた日本の最北端でありますが、想像していたのはそこが公園のようになっていて車を停めた駐車場からは少し歩いて行く．．．みたいなところだったのですが、実際は幹線道路のカーブの途中に突然現れました。
到着時も雨が結構降っていて車から降りるにもしばらく躊躇しましたね。天気予報によれば雨脚は徐々に弱まるとの事でしたのでお土産屋さんを見たりご飯を食べたりして1時間くらい様子を見て、止まないまでも小雨になったところを見計らって有名な最北端のモニュメントを写真に収めました。それだけ撮っても面白くないのでバイカーの人達も込みで！
皆この場で記念写真を撮りたいようで結構後ろまで順番待ちの列ができていました。ほとんどの観光客は順番が来るとポーズをとったり座ったり飛び跳ねたりするのみですからそう時間は掛からないのですが、バイク乗りの人達はエンジンの掛かっていない車体を1台ずつそこまで押して行って並べて、綺麗に並んでいるか眺めてみてまた並べなおして．．．みたいな事をしていますからそれは時間がかかるわけで。
これでも雨が降っていますから傘を差さずにその時を待っている人達はもしかするとこの状況にイライラしていたかもしれませんが、写真くらいじっくり撮らせてあげたいって思いましたね。屋根の付いた車でぷい～っと走っていっただけの私でさえ晴れてほしいと心底願ったこの日、バイク乗りの人達は多分それ以上に願っていたに違いありませんし、運悪くこんな天気でも頑張って走ってきてやっとたどり着いた最北端ですからね。納得いくまでポーズを決めてほしいと思いました。
かくいう私は、自分を写真に撮ってもらうのは照れくさくて苦手なので、こういう場でもまず写してもらう事はありません。損な性格ですけど、こんなふうにその時の状況がしっかり残せることのほうが嬉しいのです。
しばらく外にいただけで人もカメラもびしょびしょになってしまいましたから慌てて車に戻り、ぼーっと外を眺めているとふと目に留まったバイクが1台。スーパーカブの後ろに ”日本一周” と書かれていました。こういう場所にはこういう人も来るんだなぁと改めてこの場の存在感を認識しましたし、こうして果敢なチャレンジをする人からもパワーをもらった気がしました。どんな人が乗ってきたのか、出来れば話を聞いてみたくて少しの間待ってみましたがその人は現れませんでしたのでこの1枚の写真だけ撮らせてもらいました。
バイク以外にも自転車で走っている人、それも私の好きな自転車用リアカーを引いて走っている人を何人も見かけ、観光地とか自然豊かな北海道という認識以外に、いろんな冒険心を持っている人達が集まってくる場所としての魅力も今回は感じる事が出来ました。私もいつかそういったチャレンジしてみたいですね。実は私の父親もその昔、車で日本一周をしているらしいんです。その時もこのバイクと同じように日本一周の看板を付けていたと言っていました。
北海道には沢山の動物がいます。今回は3日間のドライブ中に鹿4頭、キツネ5匹を見かけました。その他カモメ？みたいな海鳥も沢山いてそれがまた東京みたいに電柱や電線にとまっているのではなく自然の岩の上などにいるため、それが本来あるべき姿と知っていても荒波が打ち寄せる大自然の中にかっこよさを感じます。
キツネはもう言わずもがな可愛いの一言に尽きますね。猫と犬の中間的マスコットという感じで私は大好きです。噂によるとキツネは寄生虫をもっているので触ってはいけないと言われていますが、正直野生のキツネは人が近づくと逃げて行ってしまうので触れられません．．．。
稚内市内では鹿を見かけることもありました。山ではなく市内に鹿が普通にいました。東京でこんなことがあったらトップニュースで報道されると思いますが北海道では何ら珍しい事ではないのですね。ちなみに上の3枚の動物たちの写真はどれも車に乗ったま撮影しています。つまり道端で見れたという事です。
今回、利尻島の次に楽しみにしていたのがここ宗谷岬ウインドファーム。
何も知らずにこの写真だけ見ると「ああ北海道っぽいね」なんて思われるかもしれませんが、この場所の特徴は何と言っても宗谷丘陸と呼ばれる波打つような独特の地形と、広大な大地に点在する沢山の風車。しかしこの日はここも雨の影響でそのほとんどは見る事が出来ず単なる草原にしか見えません．．．。上の写真に2基の風車の足は見えていますが、本来このアングルからだと画面内に十数基くらいは写っているはずで．．．。残念でなりませんが普段の行いが悪いのでしょう！
という事でここだけ見ると今回お借りしたレンタカー ”ホンダフィット” のカタログのロケハンみたい．．．。
