Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

TOKYO AUTO SALON 2019(3)

By
All Photo by inos


インパクトのある顔つきはN’s Stageさんのジムニー。重量増がどの程度のものか不明ですが見た目はすごくどっしりした感じで、車幅とかも広がっているんでしょうかね? なんだかジムニーじゃないみたいというか一回り大きくなったような感じさえしました。

マッドグレーのボディも新鮮で存在感がありますね。近年はこうした艶消し塗装が流行っているようで、会場では車種に関わらず多くのブースで見る事が出来ましたが、実際のところ扱いは難しいはずです。鏡面仕上げの塗装と違って傷や汚れを落とすのにコンパウンドが使えませんからね。傷ついてしまったら再塗装しかないわけで。

その点、悪路走行でボディにダメージを受けやすいジムニーに採用するのはなかなかチャレンジングですよね。

この車の外観で最初に目に飛び込んでくるのがこの近代的なヘッドライトとリアウィング。昨日紹介したDAMDさんのLITTLE・Gのように「ヘッドライトはバイク用で実際はノーマルライトを流用します」みたいな事はないのかな?とこちらのブースでも質問してみたところ、どうやらこのライトは新型ジムニー用に開発したようで、このまま発売されるらしいです。しかもこれらのエアロパーツと組み合わせることなくノーマルライトとのスワップも可能との事ですから、LEDヘッドライト標準装備のXCグレード以外を購入したジムニーオーナーには朗報かもしれませんね。

リアハッチ上部に取り付けられたウィングは...まあこれはシャレと言いますか、見た目重視のアイテムでしょうね。確かに空力面から言えば2BOXカーでリアハッチの面積が大きく背高のっぽの車のほうが、後方の負圧を拡散する意味で有効なパーツなのかもしれませんが、そもそもジムニーってそこまでスピード出しませんからね...。

ボディカラーのわりにライトカラーがチョイスされたインテリア。お決まりのシートカバーはこちらも合皮とテキスタイルのハイブリッド。本革を使わない理由って何なんでしょうね? おかげで純正オプションの本革カバーよりリーズナブル。注意が必要なのはサイドエアバッグ標準装備のジムニーですからその動作の妨げにならないような形状になっているかどうか。当然皆考慮されているとは思いますけど。

これだけ大きなイベントで「見ているポイントそこかよ!」って突っ込みが来そうですが、ちょっと気になったドリンクホルダー。新型ジムニーオーナーの間では後付けドリンクホルダーが定番のカスタマイズになっていますよね。純正ドリンクホルダーがオープンカーのそれみたいにサイドブレーキ後方に配置されているため使いづらい!との意見が多く、結局皆エアコン吹き出し口近辺に後付けするという傾向。純正オプションで準備してくれても良いくらいですけど...。

ジムニーショップからはジムニー専用品なども開発されて販売されていますが、運転席側のこの位置への装着はウインカー操作に支障が出る場合があるとの事で注意が必要なんですよね。助手席側の場合は事故時にエアバッグ動作の妨げにならないかとか、そもそも頭や顔をぶつけないかとか。いろいろ考えるとこの場所に取り付けるなら布製の柔らかいタイプのほうが安全で良さそうかな?とか色々検討中。

REIZさんのデモカーは主にライト関係のカスタマイズに焦点が当てられていました。静止画写真にしてしまうと各種ライトが点灯しているただの車に写ってしまうんですが、これらのライトはそれぞれ光り方に特徴がありました。

日本語で言うと方向指示器、フロントヘッドライト脇にあるウィンカーは単なる丸ではなく、中心から外側へ光が膨らみながら光るような挙動と言うんですかね、中心が光って、次にその外側が光って、更にその外側が光って...という具合にシーケンシャルに光が広がりながら点滅する感じ。

ドアミラー内蔵ウインカーに関しては欧州車によくあるような流星タイプ。内側から外側へ流れるように光ます。まあ最近よく見る感じのアイテムですからこちらは想像しやすいかと。


リアコンビネーションランプもフロントフォグランプも全部LED。これらのパーツは見るからにノーマルランプの形状ですから恐らくボルトオンで交換可能なんでしょうね。オーナーにとってはそういった点も重要です。ランプ交換のために専用バンパーも一緒に取り換えないといけないのではコストパフォーマンス悪いですからね。勿論それを含めたカスタマイズが目的なら話は別ですが。

しかしこうしてみると車のライトは一気にLED化が進みましたね。近年はメーカー標準でもLEDが採用されるようになってきています。確かヘッドライトを最初にLED化したのはレクサスのLS600だったと記憶していますが、今やこのジムニーのように軽自動車だってLEDですから。省エネとロングライフの両立の意味で車種にかかわらず理にかなった技術ですね。それでもClassic MiniだけはLEDより電球の方が似合いましたけど。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)