今の東京駅が完成した数年前は、そのお披露目イベント的にプロジェクションマッピングが行われ駅周辺が想定外の人でごった返しイベントそのものが中止になってしまったり、記念プリントがされたSuicaカードが入手できないとニュースになったりしましたが、今は何のことはない普通の大きな駅ですね。あの記念Suicaカードは人気がありすぎて増産された記憶がありますが未だに持っている人に会ったことがありません．．．。

それでも外国人観光客などはこの駅の景観にカメラを向ける姿が多く、我々が忘れがちな日本の美を何でもないような景色の中に見つけているようです。

東京駅はこれまで何度か写真に撮りましたが、何というか「ただ撮りました」という仕上がりになりがちなんですよね。多分誰もが知っている存在であり、対象としては目新しさが無く、少しくらい構図を工夫したところで驚くような結果には繋がらない。

もし東京駅土産コーナーみたいなのがどこかにあって（本当にありそうですが）、そこに何枚かの絵ハガキが並んでいたとして、自分ならそこからどれを手に取るだろう？という事を考えて撮ったのが今日の2枚。私が絵ハガキみたいな写真を撮るって珍しいんですけどね。東京駅と言えど昔と違って今は高層ビルに囲まれている様子など私らしいかと。