Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

思わぬトラブルにもGPSは心強い

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All Photo by inos

Edgeシリーズは1画面の中に表示する項目を自由にカスタマイズ出来ますから、Edge 205を使用していた時の画面に近い形で私流にカスタマイズしました(画像左)。

1画面の中には最大で10項目を表示出来、それを3画面分登録可能で、走りながら好きなページを切り替えながら確認出来ますが、あまり多すぎると走行中に ”頭を使わないといけない” ので、私は2ページに設定、それぞれ8項目と3項目を割り当てました。アサイン出来る項目は50以上ありますが私はその中でも良く使いそうな、走行タイムとスピードを大きくし、それ以外の、平均速度、走行距離、GPS推定誤差、時刻、気温、標高を小さくレイアウト。Edge 800からは温度センサーが付いているのか、念願だった外気温の表示が出来るようになりました。さて今日の気温は...3.1度。あまりの寒さに自転車に乗る陽気ではありませんでしたが、頑張って井の頭公園までポタリング。

UUD製日本地図をmicroSDカードにインストールする事で、英語版Edge 800でも住所検索やナビゲーションが可能です。ただし全てのキーワードはローマ字表記、ローマ字入力ですからどうもピンと来ません。私は漢字は苦手ですが、こういう時ばかりは漢字がもつ視覚的表現力の強みを感じますね。最悪、住所検索やランドマークでの検索に引っかからなければ地図上にポイントを指定して ”Go” ボタンを押すのみ。全ての操作は画面上のタッチパネルにより行います。タッチパネルは自転車用ツールという事もあり、手袋をしていても反応する感圧式です。

一旦ルートナビを始めると、スピード表示やバーチャルトレーナー表示で走行していても、曲がるべき交差点の200m手前でアラームと共に自動で地図表示に切り替わります。あとは右左折ポイントまでの距離と時間がカーナビのようにカウントダウンされますからそれ通り進行すれば目的地へたどり着きます。万一ルートから外れれば勿論リルートが行われます。随分外れないとリルートされませんし、時に分けの分からない道を案内する事もあるので過信は禁物ですが。

このEdge 800が確実に進化したなぁと感じるのはGPSサイコンとしての基本機能だと思っています。一般的なハンディGPSであれば電源を入れGPS測位が行われた時点からログが記録されますが、サイクルコンピューターとして使う場合にはGPS測位開始=走行距離とは限らない為、全てのログは自らがStartボタンを押したところからStopボタンを押したところまでとなります。それゆえこれまでのEdgeシリーズではついついStartを押し忘れログが残っていない...という失敗がよくありました。ところがこのEdge 800はStartを押さずに自転車が走り始めると、警告が表示されますし、逆に走行していないのに長時間電源が入りっぱなしだと自動的にPower offされます。また、日の出、日の入と共に画面のカラー表示も反転されます。小さな進化ですがGPSサイコンにはすごくありがたい追加機能ですね。

さあ、今日はいろいろとやらなければいけない用事もありましたから、早々に自宅へと引返しました。が、間もなく吉祥寺の交差点で変速時にブチブチと妙な感触が手に伝わりました。小さなパーツが横断歩道に落ちるのも目撃しましたから慌てて拾い歩道へ...。

見れば、ハンドル前方に1本のワイヤーがぷらーんとぶら下がっていて、ディレーラーの一番重いギアから変速が出来ない状態でした。原因は単純明快で、シフトレバー付近からワイヤーが切れました。目的地は自宅から急遽和田サイクルへ変更。こんな時ににもGPSナビが役立つのは皮肉と言うか、有難いと言うか。とりあえずぶら下がったワイヤーをブレーキワイヤーとまとめて走り始めると、私の真横を同じようなトレンクルが通過。しかも和田サイクル方面へ直進中。慌てて追いつき「それデュラエースですか?」と質問しました。トレンクルを多段化するには大きく分けてデュラエースとカプレオの2種類のコンポーネントがありますが、そのトレンクルは私のカプレオよりも遥かに高額なデュラエースが組まれておりました。意気投合して2台のトレンクルはそのまま和田サイクルへ。

和田サイクル和田さんは「この寒いのによく乗るねぇ」と半分あきれながらも手先は止まらずあっという間に修復完了。動きが渋かったからアウターケースも交換したとの事。人事のように書いているのは他でもなく、その間私は、内装11段のShimano Alfineを実装したBD-1に試乗しておりました。国内ではもうすぐ発売予定で21万円らしいです。トレンクルと比べてしまうと安く感じますが、乗った時の剛性感はトレンクルの比ではなく圧倒的な安心感がありました。肝心なギアの入り具合は調整前なのか、う〜んという感じでしたが。

そして、ワイヤー交換後のトレンクルはと言うと、驚くほどスムーズなシフトの完成。ワイヤーが切れずともそろそろ交換時だったんですね。その後カプレオを味わってみたいというトレンクルオーナーに私の愛車を貸してあげて、世間話交換タイム。小さい自転車を好む人に悪い人はいませんね。肝心なお名前を聞きわすれちゃいましたけど、またいつか和田サイクルでお会い出来るでしょうね。

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